ケムリ研究室「ベイジルタウンの女神」が、昨日9月13日に東京・世田谷パブリックシアターで開幕した。
ケムリ研究室は、
大企業ロイド社の社長であるマーガレット(緒川)と、ライバル企業ソニック社の社長タチアナ(高田)は、ベイジルタウンと呼ばれる貧民街の再開発を巡って火花を散らしていた。ある賭けをすることになり、ベイジルタウンにやって来たマーガレットは、不思議なあだ名で呼び合う住人たちと出会い……。
開幕に際して、KERAは「胸を張ってエンゲキだと言える公演を、緒川さんとのユニットの旗揚げで開幕することが出来ました」と手応えを語り、緒川は「この作品のために集まってくださったキャスト、スタッフの愛情がこの作品にはたっぷりと詰まっています」と思いを明かした。上演時間は休憩ありの約3時間30分。東京公演は9月27日まで行われ、22日18:00開演回は、PIA LIVE STREAMとWOWOWオンデマンドでライブ配信される。その後、10月に兵庫、福岡を巡演予定だ。
またこのたび、来年夏にケムリ研究室の第2回公演「砂の女」が上演されることも明らかに。安部公房の同名小説を原作とした本作では、上演台本・演出をKERAが担当する。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント
胸を張ってエンゲキだと言える公演を、緒川さんとのユニットの旗揚げで開幕することが出来ました。今年3本目のはずだったのに、1本目になってしまいました。それでも幕を開けられて、本当に、本当に良かった。カンパニーの皆さんの尽力とお客さんのおかげです。
カーテンコールでの盛大な拍手には感無量でありました。客席と舞台で3時間半を共有できることの幸せ。
「ベイジルタウンの女神」は間口の広い作品です。今日観劇してくださったある演劇ライターの方は早速「海外の長編児童文学を読むような、ドキドキワクワクが詰まった、夢と希望に溢れた、大人も子どもも一緒に楽しめる物語。」とツイートしてくださいました。こんなに誰でも楽しめる作品を、次回いつ書くかわかりません。
マスクだ消毒だとご不便をおかけしますが、そして定員半減に伴い入場料も割高ですが、どうぞ観に来てください。お待ちしてます。
緒川たまき コメント
この作品のために集まってくださったキャスト、スタッフの愛情がこの作品にはたっぷりと詰まっています。完成するまでの過程はすでに感動の連続でしたが、初日を迎え、劇場にいらしゃって下さったお客様に更なるお力をいただきました。これからは、観てくださる方それぞれの無数の「ベイジルタウンの女神」が誕生していくのだと思います。ぜひ「ベイジルタウンの女神」に会いに来てください。劇場でお待ちしております。
ケムリ研究室 no.1「ベイジルタウンの女神」
2020年9月13日(日)~27日(日)
東京都 世田谷パブリックシアター
2020年10月1日(木)~4日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2020年10月9日(金)・10日(土)
福岡県 北九州芸術劇場 中劇場
作・演出:
振付:
映像:
音楽:
出演:
※高橋美帆の「高」ははしご高が正式表記。
関連記事
ハルタロ @harutaro_nico
【公演レポート】“胸を張ってエンゲキだと言える公演”、ケムリ研究室「ベイジルタウンの女神」開幕(コメントあり) https://t.co/YwREZijnen