震災を経験した兄妹の愛描く、劇団あしからず。「私は私なりの愛を一生懸命」

劇団あしからず。「私は私なりの愛を一生懸命」が、9月1日から東京・三栄町LIVE STAGEで上演されている。

昨年4月に百武大輔が立ち上げた劇団あしからず。は、公演ごとに集まった出演者と共に、“人間らしさ”を軸とする現代劇を創作する団体。第2回公演となる本作では、“震災を経験した兄妹の愛”をテーマにした物語が展開する。

上演に際し、脚本・演出の百武は、2016年の熊本地震の際に支援のために現地を訪れたことを振り返り、「避難所で1人の高齢の女性と出会い、ゆっくりと話をしました。その時に上手く自分の感情を整理できないまま、ただただ止まらなかった自分の涙の理由を、この作品を作りながらずっと探し、自分なりに舞台という形で表現してみました」と語る。さらに「観終わった後、共感や理解とは違った何かを感じていただけますと幸いです」と観客に呼びかけた。

なお本作は一部キャストが異なる2チーム制で上演される。上演は9月13日まで。

三栄町LIVE×劇団あしからず。第2回本公演「私は私なりの愛を一生懸命」

2020年9月1日（火）～13日（日）
東京都 三栄町LIVE STAGE

脚本・演出：百武大輔

出演

ABキャスト：春日はな、P.木内、山下茉莉花、栄井玲那、近江秀一
Aキャスト：松本優介、合六美波、室井明日香
Bキャスト：原健輔、森崎真帆、久次米裕子