児玉泰地の個人ユニット・役者でないによる一人芝居「足跡姫 時代錯誤冬幽霊」が、3月20・21日に大阪のSTAGE+PLUSで上演される。
今回は野田秀樹の戯曲「足跡姫 時代錯誤冬幽霊」を、児玉の構成・脚色・演出・出演で一人芝居として立ち上げる。児玉は「すべてのエネルギーが芸術に注がれるよう願って、私のなかの足跡姫を演じます」と意気込みを語った。なお料金は投げ銭制となっている。
児玉泰地コメント
「足跡姫 時代錯誤冬幽霊」は、故十八代目中村勘三郎氏へのオマージュとして、「肉体を使った芸術、残ることのない形態の芸術」をテーマに書かれました。読んで惹かれたのは、足跡姫の強烈なエネルギーです。
主役の三、四代目出雲阿国は、それを踊りに昇華させます。私自身がこれまで経験してきた様々な舞台に通底していたのも、各々が内にたたえる「何かしたい」というエネルギーでした。
今、多くのエネルギーが暴力となり、社会で振るわれています。暴力と芸術は、同じ細胞から分かれた兄弟のように思います。私自身、演劇に出会っていなかったら、何をしていたかと怖くなる時があります。
だからこそ、この興業を企画しました。
すべてのエネルギーが芸術に注がれるよう願って、私のなかの足跡姫を演じます。
役者でない 一人芝居興行「足跡姫 時代錯誤冬幽霊」
2020年3月20日(金・祝)・21日(土)
大阪府 STAGE+PLUS
作:野田秀樹「足跡姫 時代錯誤冬幽霊」
構成・脚色・演出・振付・出演:児玉泰地
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児玉泰地が野田秀樹「足跡姫」を一人芝居に「エネルギーが芸術に注がれるよう」(コメントあり)
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