北村総一朗が中島淳彦「プカプカ漂流記」を演出、題材は“イエスの方舟”事件

劇団昴ザ・サード・ステージLABOの第8回公演「プカプカ漂流記」が4月3日から8日まで、東京・Pit昴で上演される。

劇団昴ザ・サード・ステージLABO公演は、若手俳優の修練、育成の場として実験的な作品の上演に挑んでいる。今回は、昨年12月に死去した劇作家・中島淳彦が、1970年代後半に世間を騒がせたカルト教団・イエスの方舟の事件を題材に執筆した「プカプカ漂流記」を、北村総一朗の演出で送る。

世間の目から逃れるために九州の港町へ流れ着いた、ドレミの方舟の女たち。彼女らは廃業したスナックで聖書を学び、歌を歌いながら日々を過ごしていた。“おっちゃん先生”という船長がいない今、どうやって生きていけばいいのか。不安と希望を乗せた小舟はプカプカと漂い……。

本作は一部2チーム制で上演される。また、4・５日の終演後には北村と出演者を交えたトークを開催予定だ。