“とある人々”のささやかな思いを伝える、劇団普通「病室」スタート

劇団普通「病室」が、昨日9月24日に東京・スタジオ空洞で開幕した。

劇団普通主宰の石黒麻衣が作・演出を手がける「病室」は、入院患者とその家族、そして病院関係者たちが織りなす群像劇。出演者には石黒のほか、用松亮、渡辺裕也、青年団の折原アキラ、サマカトの澤唯、ヒノカサの虜の函波窓、古田希美恵、マチルダアパルトマンの松本みゆき、小林未歩が名を連ねた。

本作について石黒は、「実際に体験したこと、見聞きしたこと、そこから想像したこと、すべてを織り交ぜて、とある人々の人生を描きました」と語りつつ、「これ程に分かってもらいたいと思って台本を書き、演出したのは初めてです。皆様に、とある人々のささやかな思いが伝わることを、心より願っております」とコメントした。上演時間は約2時間5分で、公演は9月29日まで。

石黒麻衣コメント

まだ劇団を始める前から、どうしても書きたい、いつかどうしても上演したいと思っていたのが本作品です。実際に体験したこと、見聞きしたこと、そこから想像したこと、すべてを織り交ぜて、とある人々の人生を描きました。埋もれてしまいそうな、普段の暮らしの中にいる人々の人生です。ですが、これ程に分かってもらいたいと思って台本を書き、演出したのは初めてです。皆様に、とある人々のささやかな思いが伝わることを、心より願っております。