蒸発した父を待つ家族のあり方とは？9PROJECTのつかこうへい「出発」再び

9PROJECT「出発」が、3月5日から10日まで東京・d-倉庫で上演される。

9PROJECTはつかこうへいに師事したメンバーが、70年代から80年代のつか作品を中心に上演している団体。今回彼らが挑むのは、つかが岸田國士戯曲賞受賞後の第1作として文学座に書き下ろした「出発」だ。9PROJECTによる本作の上演は2017年以来2度目となり、演出は前回に続いて渡辺和徳が担当。劇中では、蒸発してしまった父・八太郎の帰りを待つ岡山家の“正しい家族のあり方”を模索する姿が、笑いを交えて描き出される。

出演には9PROJECTの小川智之、高野愛のほか、岩崎祐也、劇団桟敷童子の山本あさみ、★☆北区AKT STAGEの相良長仁と浅野鼓由希が名を連ねた。