「スタミュ」2ndシーズン開幕、杉江大志「チームワークが上がっている」

「ミュージカル『スタミュ』-2ndシーズン-」が、本日7月4日に東京・日本青年館ホールで開幕。これに先駆けて囲み取材が行われた。

囲み取材には杉江大志、山中翔太、ランズベリー・アーサー、鈴木勝吾、新里宏太、丘山晴己が登壇。まず2ndシーズンからの参加となった空閑愁役の新里は「輪に溶け込めるか不安もありましたが、皆さん温かく迎えてくださいました。東京公演初日、ワクワク楽しみな気持ちです」と期待を語り、「見どころはライブ感。曲数も多いです」と明かす。

那雪透役の山中は「前作から1年近くが経ち、僕自身、より一層那雪くんのことが好きになってます。その気持ちを爆発的に表現していきたいです！」と笑顔を見せ、「今回はチームの垣根を超えた新しい絡みを楽しめます。おとなしい印象の那雪くんが、みんなと打ち解けながらも、緊張して“はわはわ”しちゃう姿を楽しみにしていただけたら」とアピールした。

星谷悠太役の杉江は「2ndシーズンで戻ってくることができてうれしく思うと同時に、皆様の期待を超えたい思いがあります。稽古でチームワークが上がっていると感じたので、力を合わせて前回を超える作品にできれば」と意気込みを語りつつ、「今回は卒業の話がメイン。青春のなんとも言えないあの気持ちを思い出してください」とコメントした。

月皇海斗役のランズベリー・アーサーは「初演のときに出来上がったカンパニーの空気感や男同士の友情が、今回の芝居にも出ています。歌もダンスもパワーアップしていますので、期待してください」と自信をのぞかせ、「月皇と天花寺のデュエット曲など、アニメになかった新曲も多いので注目していただければ」と来場者に呼びかけた。

天花寺翔役の鈴木は「王道な前作とは勝負のしどころが違う作品。個人的にはコントを必死にがんばろうと思います（笑）」と目標を掲げ、「第3弾につなげていけるよう、エネルギッシュな思いがお客さんに通じれば」と力強く語った。

「スタミュに帰ってくることができました！」と、笑顔で述べた鳳樹役の丘山は、「いい空気が流れている稽古場で、みんなでがんばってこれたのがうれしい。“チーム鳳”は個性がバラバラなところが原作に似ています」と紹介し、「前回は鳳先輩の“陽”の部分が出ていましたが、今回はちょっとダークな雰囲気になるんだろうなと。ちょっとおセンチな、鳳先輩の違った一面や感情的な部分を見せられたら」と語った。

続いて記者から“夏バテ防止法”について質問されると、新里は「冷房をつけず、扇風機で乗り切ります！」、山中は「アイスを食べること」、杉江「鍋です」、ランズベリー・アーサーは「除湿のためにエアコンをドライで入れてます」と回答。鈴木が「僕は酒と肉です！」と答えると、周りからは「いつも通りじゃん！」の声が上がる。さらに丘山が「冷房の中でのネットショッピングです」と答ると、共演者たちが「ただのオフじゃん！」とツッコみを入れる一幕も。微笑ましいやり取りで、座組の仲の良さを感じさせた。

最後に杉江が前作について、「たくさんの方々にエールを送っていただき、心強かったです。皆さんの前に出るのが誇らしくて、本当だったら緊張するはずが、ホッとするぐらい温かいお客様でした」と思い返す。そして今作について「皆様を、あっとおどろかせる作品にしたい。僕たちの成長した姿をお見せできるように精一杯がんばるので、最後までよろしくお願いいたします」と締めくくった。上演時間は途中休憩15分を含む約2時間45分。公演は7月11日まで東京・日本青年館ホール、7月20日から22日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。