“劇団プレステージの第2幕の幕開け”、青春群像劇「あいつのチョキ」開幕

劇団プレステージの企画公演「あいつのチョキ」が、昨日2月27日に東京・千本桜ホールで開幕した。

作・演出をリーダーの今井隆文が手がける本作は、夢を追う三十代の男たちを描いた青春群像劇。俳優の藤井竜司役を長尾卓也、藤井の小学校からの友人・鈴木拓真役を大村まなる、ラッパーの河本雷役を小池惟紀、公務員・阪口祐役を向野章太郎が演じ、藤井のマネージャーと鈴木の父の2役には、高橋秀行改め秀光（しゅうこう）がキャスティングされた。

本作を制作した経緯について今井は、俳優として活動していく中で「夢を追いかけていてすごい」と言われることが多く、「それって客観視したらどういうことなんだろう？と俯瞰して書いたらこうなった」と振り返る。また、「最初に台本を読んだときに、エッジの効いた内容をやるんだなという印象があった」という大村は「劇団プレステージの第2幕の幕開けとなる作品になると思っている」と手応えを語った。公演は3月6日まで。