お布団がオール女性キャストで送る、アイスキュロス「アガメムノン」

お布団「アガメムノン」が、本日2月15日に東京・SUBTERRANEANで開幕する。

東京デスロックのメンバーとしても活動する得地弘基を中心とし、主に古典戯曲の改作、上演を行っているお布団。今回はアイスキュロスの「アガメムノン」を、オール女性キャストで披露する。出演者にはメンバーの緒沢麻友、白昼夢の大蔵麻月、青年団の新田佑梨、東京デスロックの原田つむぎが名を連ねた。

戦争のために娘を殺した男・アガメムノンと、アガメムノンを殺そうとする彼の妻・クリュタイムネストラを軸にした悲劇が描かれる本作。得地は登場人物達の名前を挙げ、「彼らはお話の中で生きていて、それぞれの人生を歩みます。それは決して幸せな物語ばかりではありません」とストーリーを解説し、「しかし、彼らはその中で考え、行動してゆきます。お話こそが彼らの現実だからです。それはわたしたちの現実と何ら変わらないのではないかと思います。ギリシア悲劇を基にした、彼らの現実のお話です」と本作の構想を語っている。公演は2月18日まで。

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

得地弘基コメント

「アガメムノン」をやります。
アガメムノンにはアガメムノンの考えがあり、
カサンドラにはカサンドラの考えがあり、
クリュタイムネストラにはクリュタイムネストラの考えがあります。
様々な影響にさらされながら、
彼らはお話の中で生きていて、それぞれの人生を歩みます。
それは決して幸せな物語ばかりではありません。
しかし、彼らはその中で考え、行動してゆきます。
お話こそが彼らの現実だからです。
それはわたしたちの現実と何ら変わらないのではないかと思います。
ギリシア悲劇を基にした、彼らの現実のお話です。
よろしくお願いします。