三谷幸喜の“新橋演舞場史上、もっとも笑えるコメディ!”に中村獅童、松岡昌宏ら

15

891

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 365 434
  • 92 シェア

三谷幸喜の新作コメディ、PARCO Production「江戸は燃えているか」が2018年3月3日から26日に東京・新橋演舞場にて上演される。

三谷幸喜

三谷幸喜

大きなサイズで見る(全2件)

本作は、“新橋演舞場史上、もっとも笑えるコメディ!”をスローガンに、江戸無血開城を巡って繰り広げられる群像喜劇。出演には、三谷作品には大河ドラマ「新選組」以来となる中村獅童、2013年の「ロスト・イン・ヨンカーズ」以来となる松岡昌宏をはじめ、多彩な顔ぶれがそろった。

PARCO Production「江戸は燃えているか」出演者。左上から中村獅童、松岡茉優、田中圭、中段左から藤本隆宏、高田聖子、八木亜希子、下段左から飯尾和樹、磯山さやか、妃海風。

PARCO Production「江戸は燃えているか」出演者。左上から中村獅童、松岡茉優、田中圭、中段左から藤本隆宏、高田聖子、八木亜希子、下段左から飯尾和樹、磯山さやか、妃海風。[拡大]

時は慶応4年。江戸城の無血開城を考える西郷吉之助は、幕府側の代表である勝海舟(中村獅童)と会って、降伏を勧めることにする。だが、江戸っ子気質で気が小さくケンカっぱやい勝の性格を案じた使用人達は、勝家の庭師・平次(松岡昌宏)に勝のフリをさせ、和平交渉を進めてしまおうと考えて……。

上演に向けて三谷は、「ただただ笑える喜劇が観たい! 難しい話は一切なしで、老若男女が心の底から(ああ楽しかった)と思える作品。ありそうでないんです、そういう舞台。だから自分で作ることにしました」とコメント。獅童は「新橋演舞場で喜劇といえば、勘三郎のお兄さん、柄本明さんや藤山直美さんの『浅草パラダイス』」と述べながら「今回演舞場史上、もっとも笑えるコメディを目指していますので、負けないくらいの面白い舞台を作りたいですね。きっと今までの演舞場とは違った三谷さんの新しい風が吹くんじゃないかな」と期待を述べる。松岡も「もともと僕は喜劇が好きで喜劇を演じたいとずっと言ってきた人間なんです。その為に、今まで喜劇でない芝居も経験しておかないと喜劇が演じられないなと思って挑戦したりしてきました。なので、久しぶりの喜劇はとても楽しみです」と意気込みを述べている。12月16日に前売開始。

三谷幸喜コメント

ただただ笑える喜劇が観たい! 難しい話は一切なしで、老若男女が心の底から(ああ楽しかった)と思える作品。ありそうでないんです、そういう舞台。だから自分で作ることにしました。題材は歴史に名高い「江戸城明け渡し」。主人公は、大河ドラマには絶対出て来ない、なっさけない勝海舟。新橋演舞場史上、最高に笑える作品になるはず。どうぞお楽しみに。もちろん西郷どんも出ます。

中村獅童コメント

三谷さんの舞台をずっと観させていただいており、自分もいつかご一緒したいと思い続けて叶った作品が、テレビドラマ「HR」のシチュエーションコメディでした。そして大河ドラマ「新選組!」では呼ばれもしないのに現れる滝本捨助を演じさせていただきました。当時三谷さんは、それまでの役柄とは異なった獅童像を引き出してくださり、その後様々なドラマや映画、舞台に出演させていただけるようになりました。今回、新橋演舞場で三谷さんとご一緒できることを大変うれしく思ってます。

新橋演舞場で喜劇といえば、勘三郎のお兄さん、柄本明さんや藤山直美さんの「浅草パラダイス」。僕も初演から出演させていただき、喜劇はここで勉強させてもらったと言っても過言ではないくらいです。今回演舞場史上、もっとも笑えるコメディを目指していますので、負けないくらいの面白い舞台を作りたいですね。きっと今までの演舞場とは違った三谷さんの新しい風が吹くんじゃないかな。自分自身も新たな気持ちで演じられれば良いなと。あと、余談ですが松岡さんによく間違えられるんですよね。雰囲気が似てるのかな。そう思われている方々には遂に念願のツーショットが実現しましたみたいな感じで、喜んでいただけるんじゃないですかね。コメディなので、お客様には笑っていただいて、楽しい時間を一緒に過ごせればと思います。

松岡昌宏コメント

「ロスト・イン・ヨンカーズ」以来4年ぶりの三谷さんの舞台です。
初めて舞台をご一緒させて頂いた前回の三谷さんの印象は、自分が久しぶりの翻訳劇だったので、どう演じていこうかと考えていましたが、三谷さんは自由に演じさせて下さって、ポイントポイントで動き・表情・構え方・発声等の演出をきっちりつけてくれるので、僕はとっても演じやすかったですね。
今回はオリジナル作品。もともと僕は喜劇が好きで喜劇を演じたいとずっと言ってきた人間なんです。その為に、今まで喜劇でない芝居も経験しておかないと喜劇が演じられないなと思って挑戦したりしてきました。なので、久しぶりの喜劇はとても楽しみです。
獅童さんとはスペシャルドラマ「必殺仕事人2013」以来で舞台共演は初めて。他の出演者の方々も、喜劇をやったら絶対面白そうなメンバーが揃っているし、自分も含めて結構やりたい放題な人もいますから、ひとりひとりのキャラも相当出てくると思いますね。
三谷さんの本・演出で良い波がくるはずなので、それに乗っかって、どう遊ぶかが今回のチャレンジになるんじゃないかな。ヘンに力まず、流れを変えず、その中で自分のポジションはどこなのかを頭に入れて、オリジナリティはしっかりと出していきたいです。

この記事の画像(全2件)

PARCO Production「江戸は燃えているか」

2018年3月3日(土)~26日(月)
東京都 新橋演舞場

作・演出:三谷幸喜
出演:中村獅童松岡昌宏松岡茉優高田聖子八木亜希子飯尾和樹磯山さやか妃海風、中村蝶紫、吉田ボイス、藤本隆宏田中圭

全文を表示

読者の反応

ナガサワ @Gordon006

ずん飯尾が入ってる!

"三谷幸喜の“新橋演舞場史上、もっとも笑えるコメディ!”に中村獅童、松岡昌宏ら" https://t.co/FvskqCVXDF

コメントを読む(15件)

関連記事

三谷幸喜のほかの記事

リンク

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 三谷幸喜 / 中村獅童 / 松岡昌宏 / 松岡茉優 / 高田聖子 / 八木亜希子 / 飯尾和樹 / 磯山さやか / 妃海風 / 藤本隆宏 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします