「警視庁抜刀課」書道で決意表明、中村優一は“納刀”の2文字

舞台「警視庁抜刀課 vol.1」が、昨日5月26日に東京・CBGKシブゲキ!!で幕を開けた。

開幕に先がけて、同日に囲み取材が行われた。切通弥役の中村優一は「僕たちは約2カ月間、殺陣の稽古を通して、本読みの稽古を通してがんばってきました。これから千秋楽までしっかり圧倒していこうと思います」と自信をのぞかせる。架光隼人役の井上正大は「『警視庁抜刀課』の原作を知っている方々も、そうでない初見の方も楽しんでいただけるようがんばりたいと思います」と意気込みを語った。

六人部真名役岩田華怜は「コミック原作の『警視庁抜刀課』を初の舞台化するにあたって、1作目に携われたことを光栄に思います」と感慨深げ。続いて袴田亮介役の宮崎翔太、兎茶護役の星元裕月、乾小町役の藤木かおるもそれぞれに挨拶した。

源九郎義経役の山本一慶は「殺陣もふんだんにありますので皆さんに楽しんでいただけるようがんばりたいと思います」と述べ、武蔵坊弁慶役の伊藤陽佑は「先に言わせていただくんですが……俺はかなり、強い」と「仮面ライダー電王」での中村のセリフを真似ると、すかさず中村が「それ、俺のセリフだから！」とツッコみ、会場は笑いに包まれた。

その後、中村、井上、岩田の3人が書道で決意表明。中村は「納刀」と書き、「千秋楽まで、みんなでしっかりと“納め”られるように、抜刀ではなく納刀という言葉を選びました」と解説。井上は「ありがとう」の5文字で「喜」という漢字を作り出すというこだわりの1枚を披露し、「お客様と喜びを分かち合いたい」と抱負を語った。岩田華怜は、「真」と大きく書いた後、「真名だよ。真心を込めて 真険に」と3通りの続きをあらわしたが、「真剣」の「剣」の字が間違っていることを指摘されると「険しい道のりもみなさんで乗り越えていきましょう！」と上手くまとめた。

公開ゲネプロでは、原作マンガとは違ったオリジナルの展開でドラマを描き出す。効果音だけでなく、鉄パイプを叩く音で刀と刀がぶつかり合う音が再現される迫真の殺陣シーンが繰り広げられた。公演は6月4日まで東京・CBGKシブゲキ!!にて行われ、千秋楽公演はauの動画配信サービス・ビデオパスで生配信される。