濱田めぐみ出演「トニー賞コンサート」共演の井上芳雄は「とにかく頼りがいある」

3月18日に東京・東京国際フォーラム ホールAにて行われる日本初トニー賞公認の「トニー賞 コンサート in TOKYO」。出演者の1人である濱田めぐみが、コンサートへ向けた意気込みを語った。

ミュージカル界で活躍する日米の俳優が、歴代のトニー賞受賞作品のナンバーを披露する本コンサート。濱田は出演のオファーを受けたときの思いを、「トニー賞は、舞台やミュージカルに携わる役者にとっては神聖な行事。お声がけいただき、驚きとともに気合が入りました」と述べる。

「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」で2005年のトニー賞ミュージカル部門助演男優賞にノミネートされたマシュー・モリソン、ブロードウェイミュージカル「王様と私」で2015年のトニー賞ミュージカル主演女優賞を受賞しているケリー・オハラとの共演については「楽しみしかない！」と即答。「マシューさんの『ヘア・スプレー』をニューヨークで拝見しているのですが、そのときに感じた魅力を間近で観られるのでワクワクします。ケリーさんは、渡辺謙さんのドキュメンタリーで『王様と私』にご出演されている姿を拝見し、すてきな女優さんだなと印象深く思っていました」と語る。

もう1人の出演者、井上芳雄については「とにかく頼りがいがある。芳雄くんがデュエットしてくれているだけで安心感があるんです」と過去に共演した際の印象を語り、「彼の才能や人を惹きつける力はハンパじゃない。2人で足して2でなく、掛けて4ぐらいになるといいなと思っています」と期待を込める。

歌唱予定曲は現在発表されていないが、「私としては“ザ・元祖トニー賞”っていうニュアンスの曲を歌ってみたいと思っています」と濱田。「ザ・グランドミュージカルと言われる作品のナンバーを、英語が母国語であるマシューさん、ケリーさんの歌で聴きたい！」と目を輝かせる。

また、自身の出演作の中で思い入れがある作品は？ という質問には、「サンセット大通り」と答え、「あのアンドリュー・ロイド＝ウェバーの作品で、往年の大女優がやるような役をやらせていただき……。ブロードウェイやハリウッドの大先輩の演技をさんざん見て勉強しました。日本で『サンセット大通り』をやらせていただいた、その重みはいまだに感じています」と真摯に答えた。

さらに、ほかの出演者とどんなトークがしたいかと問われると、「ドラマ『glee』に出演されていたマシューさんには、劇場ではない仕事のお話を聞いてみたいですね。ケリーさんには、『王様と私』の裏話があればぜひ（笑）」と回答。またコンサートの本番に向けて「歌う曲の背景や作品について深く勉強したいです。あとは声のコントロール。コンサートまでには完璧な状態の喉を作り上げたいと思っています」と気合いを見せ、会見を締めくくった。

本公演は、毎年トニー賞授賞式の模様を生中継しているWOWOWの開局25周年記念として開催されるコンサート。チケットはすでに完売しているので、入手しそびれた人はWOWOWプライムにて放送される生中継をチェックしてみよう。