別役作品や憲法のテキストをコラージュ、地点「CHITENの近現代語」

「CHITENの近現代語」が、1月22・23日に東京・早稲田小劇場どらま館にて上演される。

犬養毅の国会演説をもとにした2006年の「話セバ解カル」、朝吹真理子の小説「家路」と大日本帝国憲法をかけ合わせた2010年の「his master’s voice」、別役実の「象」を用いた2011年の「CHITENの近現代語」といった過去の小作品がベースとなっている本作。さまざまなテキストを繋ぎ合せて、大日本帝国憲法の制定から、敗戦を経て日本国憲法の発布に至るまでの日本の近現代史を、演出の三浦基が紡ぎ出す。なお、1月23日15:00開演回の追加公演以外のチケットは完売しているが、当日券はすべての回で若干枚販売予定だ。

「CHITENの近現代語」

2017年1月22日（日）・23日（月）
東京都 早稲田小劇場どらま館

演出：三浦基
使用テキスト：大日本帝国憲法（御告文・憲法発布勅語・本文）、朝吹真理子「家路」、玉音放送（終戦の詔勅）口語訳、日本記者クラブ公式記者会見記録（1975年10月31日）、別役実「象」、「犬養木堂氏大演説集」、F・カフカ「彼」、日本国憲法前文

出演：安部聡子、石田大、小河原康二、窪田史恵、河野早紀、小林洋平