東京大学教授の英文学者、河合祥一郎が訳・演出を手がける「まちがいの喜劇」が、9月7日から11日まで東京・あうるすぽっとにて上演される。
「まちがいの喜劇」は、2組の双子の取り違いをめぐって、アイデンティティの揺らぎと崩壊を笑いとともに描いたシェイクスピアの初期喜劇。今回の上演にあたって、河合は同音に揃えられた句末の押韻を訳出し、作品に込められた時間性や宗教性を丁寧に表現する。また弓で弾く弦楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバの生演奏を取り入れることによって、エリザベス朝の音楽性も付与された。
本作は、シェイクスピア研究と演劇の現場の両方に長く携わってきた河合が立ち上げたKawai Projectの第2弾。Kawai Projectは、学術的知見のもとにシェイクスピアの真の面白さを観客に広く伝えることを目指してスタートしたプロジェクトだ。
ステージナタリー @stage_natalie
河合祥一郎が「まちがいの喜劇」新訳・演出、ヴィオラ・ダ・ガンバの生演奏も https://t.co/BtYzcvrcCs https://t.co/8u2QHa9q0M