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武田鉄矢、29年ぶりハンガーヌンチャク復活に「封印解いて振ってみた」

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「衣紋掛護身術」を報道陣に披露する武田鉄矢。

「衣紋掛護身術」を報道陣に披露する武田鉄矢。

本日7月4日、博多座リニューアル記念公演「梅と桜と木瓜(ぼけ)の花」の稽古場が報道陣に公開され、出演者の武田鉄矢中村玉緒柴田理恵が囲み取材に応じた。

本作は、元隠密のおかん(武田)、福岡・黒田藩の重臣の未亡人・さくら(中村)、元役者のおうめ(柴田)の老婆3人組が、黒田藩のお家騒動に巻き込まれながらも奮闘する娯楽時代劇。「シャッターの下りた寂れた商店街が、3人の婆さんの活躍で活気を取り戻す」という武田のアイデアをベースに、脚本の池田政之が時代劇として書き下ろした作品で、演出は北村文典が手がける。

本日は、武田扮するおかんが悪との戦いの際に用いる「衣紋掛護身術」が披露された。木製のハンガーをヌンチャク代わりに使って相手をなぎ倒す「衣紋掛護身術」は、1982年から1987年まで公開された映画「刑事物語」シリーズで、武田演じる中国拳法の達人・片山が繰り広げた「ハンガーヌンチャク」という必殺技を復活させたもの。「刑事物語」の原作・脚本・主演を務めた武田自らが考案した殺陣で、今回29年ぶりの復活となる。

中村の「今日は皆さんにお見せするものがあるんですよね?私は見るの初めてなんですけど」という振りのあと、武田は差し出されたハンガーを手に取り、指を入れて回したり高く掲げたりするなどキレのある動きでカンフーアクションさながらのハンガーさばきを実演してみせた。柴田は「カッコいいですよね!決まっています!」と大喜び。

2カ月ほど前から練習を兼ねて、ハンガーを回しながら散歩をしていたという武田は「仲良しだった犬が全然寄ってこなくなった」と苦笑する。「『刑事物語』の中だけの武器、セールスポイントにしようと思っていたのでほかの現場では封印していたけど、封印し続けたのでは古びていくだけ。そこから取り出して振ってみようかなと思い立った」と今回復活させた理由を明らかにした。

また武田は舞台に登場するハンガーは2種類あり、1つは「刑事物語」に主演したときに使っていた木製のハンガー、もう1つは新たに用意した軽めのハンガーだと紹介。特に映画撮影で使用したハンガーには思い入れがあるようで、手元で回しながら「(新しく用意したものと比べて)スピードが全く違う。重たいから遠心力がついて回転スピードがすごく上がるんです」と扱いやすさを強調した。

また自身の母親役を演じた舞台「母に捧げるバラード ~夫婦の道~」以来、7年ぶりとなる女装については「実力がぐんぐん上がってきたと思います。歌舞伎には負けませんよ」と胸を張った。

「梅と桜と木瓜の花」は7月11日から30日まで、福岡・博多座にて上演される。なお終演後には第2部として、音楽ユニット・1966カルテットを特別ゲストに迎え「海援隊トーク&ライブ」が行われる。

博多座リニューアル記念公演

2016年7月11日(月)~30日(土)
福岡県 博多座

第1部「梅と桜と木瓜の花」

脚本:池田政之
演出:北村文典
出演:武田鉄矢中村玉緒柴田理恵徳井優中山忍渋谷飛鳥、大倉士門 ほか

第2部 海援隊トーク&ライブ

出演:海援隊、1966カルテット

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