1985年に刊行された宗田理の小説「ぼくらの七日間戦争」(KADOKAWA)はこれまで、映画化、アニメ映画・コミカライズ化され、2020年には舞台版が上演された。今回は同作を、伊勢直弘の脚本・演出により立ち上げる。SixTONESの
会見には田中をはじめ、
中学生たちのリーダー・相原徹を演じる上遠野は「皆さんが演じる役の人物像について、台本に書かれている以上のことを稽古で感じたい。その中で“ぼくら”の関係を築けるリーダーになれたら」と言葉に力を込める。ヒロイン・中山ひとみ役の佐野は「ひとみは真っすぐな信念を持つ女の子。振り返ると十代の自分は、やりたいことをやる自由な子供でした(笑)。当時の感覚を思い出しながら演じたい」とコメントした。
中山と二瓶はWキャストで橋⼝純⼦役を担当。私立恵比寿中学のメンバーでもある中山は「24歳の“中学12年生”です(笑)! 私は普段から“中学生”として活動して青春を味わっていますが、舞台で中学生を演じるのも楽しみ」とはつらつとした笑顔で語る。今年30歳の二瓶は「中学生の純⼦役には反抗心があると思う。私もいまだに“大人”や“世間”への反抗心を持っているので、うっぷんをエネルギーに変えて表現できれば」と気合十分に話した。
山崎と金子が演じるのは、体育教師の酒井敦。山崎は「樹の初単独主演舞台なので、座長として引っ張ってもらえたら。でもキャラの濃い先輩が多いから、“裏座長”は僕がやる!(笑)」と宣言し、「稽古も含めて実質4カ月くらい一緒に過ごすと思うので、“120日間戦争”になるかも。お客様に満足してもらえるようがんばりたい」と意気込みを口にする。金子は「“理不尽オブ理不尽”の酒井を、“良い人オブ良い人”の僕がどう演じようか……」と冗談交じりに首をかしげてみせ、共演者を笑わせた。
相原徹の母・相原園子役の大林は「中学1年生の私はバレーボール部があまりに大変で、1人で部活をボイコットしていました(笑)。チームメイトに救われたことを思い出しつつ、この作品を観た皆さんが『大人も夢とロマンを持って生きていいんだ』という気持ちになれるように舞台を作りたい」と笑顔を見せる。
田中演じる菊地英治の母・菊地詩乃役を演じるのは、伊藤と比企。伊藤は「舞台は約30年前に1作やったきりで緊張していますが、皆さんに助けてもらいながらがんばります」と微笑み、比企は「今の時代にぴったりな、社会風刺を感じられる作品だと思う。『この社会を表現しているな』と感じてもらえるはず」と述べた。
野々村は風間トオルとWキャストで、中学生たちの味方となる浮浪者の老人・瀬川卓蔵役を担う。野々村は「大人でありながら中学生と同じくらいの精神年齢という役どころなのかなと(笑)。僕の実年齢よりも年上の人物をどう演じようかとドキドキしています」と心境を打ち明けた。
会見ではタイトルにちなみ、司会から「7日間の休みがあったら何がしたいか」という質問も。出演者たちは「妻、息子、愛犬を連れてゆっくり温泉旅行に行きたい」(上遠野)、「衣替えしたり、夏用の布団を出したり、あらゆる排水溝の掃除をしたりしたい」(二瓶)、「8年前から書道を続けているので、大きな書を毎日書きたい」(伊藤)、など口々に答える。目を閉じて考え込んでいた田中は「一生懸命考えたんですが、渋谷にある知り合いのバーに7日間入り浸って、お酒を飲みます! ……すみません、記事に書きづらいですね」と回答し、報道陣の笑いを誘った。
公演は8月24日から9月2日まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、10日から18日まで大阪・東京建物 Brillia HALL 箕面(箕面市立文化芸能劇場) 大ホール、24日から28日まで京都・京都劇場、10月2・3日に愛知・東海市芸術劇場 大ホール、24日から28日まで熊本・熊本城ホール メインホール、11月7日から9日まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で行われる。チケットの一般販売は8・9月の東京公演分が7月12日11:00、大阪公演分が8月2日11:00、京都・愛知公演分が16日11:00、熊本公演分が9月13日11:00、11月の東京凱旋公演分が9月27日11:00にスタート。
舞台「ぼくらの七日間戦争 2025」
2025年8月24日(日)〜9月2日(火)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
2025年9月10日(水)〜18日(木)
大阪府 東京建物 Brillia HALL 箕面(箕面市立文化芸能劇場) 大ホール
2025年9月24日(水)〜28日(日)
京都府 京都劇場
2025年10月2日(木)・3日(金)
愛知県 東海市芸術劇場 大ホール
2025年10月24日(金)〜28日(火)
熊本県 熊本城ホール メインホール
2025年11月7日(金)〜9日(日)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
スタッフ
原作:宗⽥理(⾓川⽂庫 / ⾓川つばさ⽂庫)
脚本・演出:伊勢直弘
出演
菊地英治:
相原徹:
佐⽵哲郎:大平峻也 / きたつとむ / 吉田知央
⽴⽯剛:松永有紘
安永宏:田中彪
中尾和⼈:縣豪紀 / 羽田将大
宇野秀明:澤邊寧央 / 堀田竜成
天野司郎:五⼗嵐⾓度
⾕本聡:⽒家蓮
柿沼直樹:北村悠
秋元尚也:皆藤空良
中⼭ひとみ:
橋⼝純⼦:
堀場久美⼦:島ゆいか
酒井敦:
⻄脇由布⼦:太田奈緒 / 須藤茉麻
佐⽵紀⼦:南園みちな / 伊藤あいみ
宇野千佳⼦:福好まゆか
⽮場勇:晃映ヒロ
⽥中康弘:おばらよしお / 橋本直也
堀場千吉:宮本⼤誠
橋⼝暁⼦:緒月遠麻
柿沼奈津⼦:月影瞳
相原園⼦:
菊地詩乃:
丹⽻満:遠⼭俊也
瀬川卓蔵:風間トオル /
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