昨日10月14日、MONOBRIGHTが東京都内にてイベント「離婚記者会見&アコースティックライヴレーションズ」を開催。
10月12日に「MINAMI WHEEL 2012」のステージ上でヒダカの脱退を発表し、大きな話題を呼んだMONOBRIGHT。それから2日後に行われたこのイベントには、最新アルバム「新造ライヴレーションズ」を購入したファンが招待され、5人の赤裸々なトークを存分に楽しんだ。
イベント冒頭には「本日はMONOBRIGHT夫妻の離婚記者会見、およびアコースティックライブにお越しいただきありがとうございます」というアナウンスが行われ、場内からは失笑が漏れる。その後は「MINAMI WHELL 2010」でヒダカの加入が発表されてからの2年間にわたるライブの模様やオフショットなどの映像を上映。最後は2日前の「MINAMI WHEEL 2012」で締めくくられ、いよいよメンバー5人が登場する。その直前にはステージ上に金屏風が用意され、会場に集まったファンは大爆笑。「春風亭小朝さん以来かと思われます」とスタッフが語った、金屏風前での“離婚記者会見”がスタートした。
カメラマン、そして集まったファンによる写真撮影の後に行われた会見は、音楽ライターの柴那典が“記者”に扮して進行。「離婚の率直な理由は?」という質問に、桃野陽介(Vo, G)は「ヒダカトオルの浮気ですね」と答える。昨年行われた「MINAMI WHEEL 2011」に桃野とヒダカは弾き語りで出演。このとき東京での集合場所に向かった桃野は「ヒダカトオルとフェッドミュージック」として活動していたFed MUSICと同じ機材車での移動を命じられたとのこと。「しかもヒダカさんはいないんですよ! この動かぬ浮気の証拠を突きつけられたらもうね!(笑)」と当時を振り返っていた。
また、観客からの「この先バツイチと呼ばれることに抵抗は?」という質問には、松下省伍(G)が「抵抗はないですけど、両親に心配かけちゃうのがちょっと……(笑)」と回答。一方ヒダカは「あら、あたしバツ2になっちゃうのかしら?(笑) でもバツが付くのはあたしにとっては箔が付くことだからね、全然辛くないわ」と“嫁”らしく女言葉で答えていた。
このイベントの模様はニコニコ生放送でも中継されており、会見中にはヒダカと出口博之(B)がユーザーからのコメントに逐一反応。ここまでほとんど口を開かなかった瀧谷翼(Dr)に対する「新種のインコみたい」というコメントをヒダカが拾い、「タッキー、ちょっとインコの真似してよ」と振ると、瀧谷は「……ニャー」と予想外の鳴き声を放って会場を騒然とさせる。桃野も「ちょっと急遽もう1人脱退することになるかもしれません」とうろたえていた。
波乱の記者会見が終わると、5人体制では最後のアコースティックライブが始まった。「新造ライヴレーションズ」収録曲の「ハートビート」に続き、ヒダカのリクエストで演奏が決まったという「JOYJOYエクスペリエンス」へ。この曲についてヒダカは「これ弾き語りでやると桃野君がめっちゃ面白いの(笑)」と説明。その言葉どおり、桃野は普段のライブに比べて異様に抑揚のついたボーカルで歌い上げ、ファンを笑わせていた。
ライブ中盤の告知コーナーでは、出口がヒダカのラストライブとなる11月28、29日の「新造ライヴレーションズ・ツアー」東京・新代田FEVER公演について「2日間とも内容が全く違います。28日は嫁にスポットを当てた、ヒダカトオルセレクションライブになります」と語り、ファンの期待を煽った。そのヒダカがボーカルを取る「ゆあそう・びゅーちふる」が終わると、桃野が「ヒダカトオル、そしてMONOBRIGHTの新たな旅立ちに向けて、旅立ちソングを贈りたいと思います」と話し、ラストナンバー「旅立ちと少年3」へ。ライブが終わると桃野からヒダカに花束が贈られ、“円満離婚”へのカウントダウンを感じさせる雰囲気を生み出していた。
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音楽ナタリー @natalie_mu
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