ライブイベント「New Beginning Fes in GMOシブヤエンタメ祭」の初日公演が、5月31日に東京・Spotify O-EASTで開催された。
「New Beginning Fes」は、「挑戦、出会い、そして未来への一歩」をテーマにした新しい音楽フェス。今回は東京・渋谷の街全体を会場とした総合エンタメフェス「GMOシブヤエンタメ祭」とのコラボレーションにより、同イベント内の特別プログラム「New Beginning Fes in GMOシブヤエンタメ祭」として行われた。初日は
THE SUPER FRUIT
「New Beginning Fes」のトップバッターを務めたのは、約3年間のインディーズ活動を経て今年9月にメジャーデビューを果たすTHE SUPER FRUIT。SNSを中心に広がり、グループの知名度を一気に押し上げたデビュー曲「チグハグ」が披露されると、観客も一緒に“チグハグダンス”を踊って盛り上がる。MCで「僕たちがトップバッターです! 『New Beginning Fes』盛り上がっていきましょー!」と元気に挨拶したスパフルはさらに会場のボルテージを引き上げ、ラストにヒャダインこと前山田健一による提供曲「どーぱみんみん あどれなりんりん」をパフォーマンス。エネルギッシュな歌とダンスをフロアに届けた。
n.SSign
2番手は、韓国、日本、台湾、オーストラリア出身のメンバーで構成される7人組多国籍グループn.SSign。各メンバーの個性が現れたストリートテイストのファッションで登場した彼らは、ポップチューン「Salty」でライブをスタートさせる。MCでは日本人メンバーKAZUTAが「みんな楽しい? 俺らも楽しい!」とリードしつつ、ほかのメンバーも日本語で茶々を入れながらトークを繰り広げ、メンバー同士の仲のよさが垣間見えた。その後は韓国の音楽番組でランキング1位を獲得した話題曲「Love Potion」をはじめ、n.SSignらしい明るく清涼感あふれるパフォーマンスが展開され、場内にさわやかなムードが充満した。
SHOW-WA&MATSURI
「昭和歌謡・昭和ポップスを現代に」というコンセプトで生まれた、秋元康プロデュースグループSHOW-WA&MATSURI。MATSURIは初の全国ツアー、SHOW-WAは初のファンクラブツアーを今夏に控えるなど、勢い付いてる2組が続いて登場した。最初にステージに上がったMATSURIは「星降る街角」「勝手にシンドバット」を歌唱し、若者の街・渋谷で歌謡曲を響かせる。「僕たち平均年齢が34歳なんです!」と挨拶したあとは、大人の色気を漂わせながら「アヴァンチュール中目黒」を歌い上げた。続くSHOW-WAは「君の王子様」「外せないピンキーリング」の2曲を立て続けに披露。メンバーが「こんな大きなイベント、そしてたくさんの人の前で歌わせていただきありがとうございます! 僕らの平均年齢が36歳でリーダーのしんちゃんが今年42歳で……」と自己紹介するとフロアから驚きの声が上がった。そして最後はSHOW-WA & MATSURIの合同楽曲「僕らの口笛」「汚れちまった涙」へ。どこか懐かしい雰囲気のサウンドと歌声が観客を包みこんだ。
企画コーナー「ニュービギ バトル」
ライブタイトルにちなんで”新しいことに挑戦”する「ニュービギ バトル」のコーナーは、各出演者の代表メンバーがオタマトーンを使って順番にお題の曲を即興で演奏し、ほかのグループも含めたメンバーたちが曲名を当てるという内容。バトルが始まると瞬く間にSHOW-WA & MATSURIチームが正解数でトップになった。これを受け、n.SSignのKAZUTAは「わかっちゃったんですけど……SHOW-WA & MATSURIは人数が多いでしょ!」と計12名いるSHOW-WA & MATSURIチームが有利であることを指摘。MASHIHOが「それで言うと僕ソロなんですけど不利すぎませんか!?」と人数不利を漏らすと、MATSURIの渡辺真とn.SSignのROBINが仲間となり、計3人の合同チームが結成された。
2週目からお題の難易度が上がり、なかなか正解が出ない場面もありつついよいよ最終問題へ。正解すると5ポイントという大逆転がありえるシチュエーションの中、MATSURIの橋爪健二がお題の楽曲を演奏すると、真っ先にMASHIHOチームが回答権を獲得。自信たっぷりにCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」と答え、見事に正解した。こうして初日の「ニュービギ バトル」は不利な状況から始まったMASHIHOチームの勝利で幕を閉じた。
MASHIHO
グローバルボーイズグループTREASUREでの活動を経て、2024年にソロアーティストデビューしたMASHIHO。高い歌唱力とダンススキルに加えてファッションでも注目されている彼は、オレンジのライダースジャケットをはじめとするビンテージライクな衣装で登場すると、「Dance with me」「Hold me」で甘い歌声を響かせて会場全体を惹き付け、MCでもゆっくりとしたトーンのトークで観客を魅了する。その後も独特なムードを放ちながら「UV」「Be mine」「Nah」の3曲を披露したかと思えば、最後はアップテンポなナンバー「Just the 2 of us」をパフォーマンスし、幅広い表現力を見せつけた。
Lienel
「New Beginning Fes」初日のトリを務めたのは、スターダストプロモーションのEBiDANに所属する6人組ダンス&ボーカルグループ・Lienel。「Overture」が流れ、暗転したステージにメンバーが登場すると場内の熱気がより一層上昇した。彼らは「妄想劇場」「Curry on love」と楽曲を畳みかけ、メンバーの紹介曲「We are Lienel!!!!!!」ではコール&レスポンスで会場を沸かせる。さらに「今日は盛り上がる曲を用意してます!」というMCを経て、6人は「kimito」「じれったいKISS」を立て続けに披露。「Love Me Madly」ではステッキを活用したパフォーマンスを展開し、「罪と罰」では大人の色気を漂わせながら歌声を届けた。そして近藤駿太が「オタマトーンの企画で1回も正解できなかったんで、少し気分が落ちて出てきたんですけど、会場の熱気で吹っ切れました!」と笑顔を見せたMCを挟み、最後の曲「No Limit, No Rules」へ。メンバーはステージを広く使い、会場全体を巻き込むような歌とダンスを繰り広げた。
エンドトーク後には、上垣アナから8月21日に「New Beginning Fes」の公開収録イベントが行われること、今回のイベントと併せてその模様をオンエアするテレビ番組が放送されることが告げられた。詳細は追って発表される。
norikichishio @norikichishio
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