juJoeレコ発ライブ閉幕、伝えたいことは4つ「人生で一番大事なのは愛とか夢じゃない」

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juJoeのレコ発ライブ「超々juJoe」が2月20日に東京・CLUB PHASEで開催された。

juJoe

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juJoe×ESP学園在校生

看板を用意するESP学園在校生。

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juJoeは2024年から2025年にかけて、専門学校ESPエンタテインメント東京の音楽芸能スタッフ科・音楽スタッフ総合コースの学生が授業の一環としてアーティストマネジメントや音源制作、ライブ制作、プロモーションなどを実地で行うプロジェクトに参加。その集大成となるシングル「supersonic」が2月にリリースされた。

「超々juJoe」は「supersonic」のリリースを記念したライブで、juJoeのほか、彼らと親交のあるRhythmic Toy WorldLarge House Satisfactionが出演。音響スタッフや撮影スタッフは、ESP学園在校生が務めた。

Rhythmic Toy World

Rhythmic Toy World

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Rhythmic Toy Worldのライブは「VITE」で幕開け。息の合ったバンドアンサンブルを、観客は拳を上げて歓迎する。熱い歌声を届けた内田直孝(Vo, G)は「レコ発っていう言葉、すげえわくわくする。やっぱり言葉って大事ね。レコ発おめでとうございます」とjuJoeを祝福。続けて「知ってる人もいるかもしれないけど、うちの佐藤ユウスケくんはjuJoeでドラムを叩いていたこともあって。なんか元カレ、今カレみたいな(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。

内田直孝(Vo, G / Rhythmic Toy World)

内田直孝(Vo, G / Rhythmic Toy World)[拡大]

「インスタントラヴァー」では四つ打ちのバスドラムが観客を踊らせたのち、須藤憲太郎(B)によるグルーヴィなベースラインに乗ってコール&レスポンスが炸裂。そのまま「とおりゃんせ」が披露された。内田は「高田馬場でライブをしたのは今日が初めて。だけど僕は学生の頃、高田馬場の居酒屋でずっとバイトしてまして。そこにはCLUB PHASEでライブをした方が、よく打ち上げでいらっしゃってたんですよ」と回想。「時が経って、変わったことがたくさんあるけど、変わんないものもきっといっぱいあるんですよ。あのときも音楽が好きだったし、俺は今日も音楽が好きです」と口にした彼は「まだ」を情感たっぷりに歌い上げた。鮮烈なライトが場内を駆け巡る中、4人は「ワンダーワールド」を勢いよく演奏し、ステージをあとにした。

Large House Satisfaction

Large House Satisfaction

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ステージの幕が上がると、Large House Satisfactionは「CM」で重々しいサウンドをたっぷりと轟かせていく。小林要司(Vo, G)はシャウトにも似た声で「Bang Bang Bang」を歌い上げ、ど派手なギターソロを炸裂させた。彼のギターリフでスタートしたのは「Traffic」。激しいパフォーマンスを見せた要司が「もうわかってると思うけど、全然怖くないバンドです」と口にすると、フロアから「怖いよー!」という声が上がり、会場が笑いに包まれる。彼が「juJoe、呼んでくれてどうもありがとうございます。juJoeも、いつまでやるんだろうね。僕たちももう20年やってますから。バンドに呪われてしまいました。誰の益にもならないことを、俺たちのためだけにやってます」と話すと、小林賢司(B, Cho)は「そんなことない! みんなのためだよ!」とすかさずフォローした。

小林要司(Vo, G / Large House Satisfaction)

小林要司(Vo, G / Large House Satisfaction)[拡大]

赤いライトが不気味に光る中、「WHEEL」がスタート。ギター、ベース、ドラムのフレーズが絡み合い、独自のグルーヴが展開された。「ラリンジャー」ではシンガロングが巻き起こり、フロアの熱気は急上昇。ミディアムチューン「NONONO」では一変して、場内はさわやかな空気に包まれる。Large House Satisfactionは最後に「ローマ知って死ね」で攻撃的なバンドサウンドを響かせ、姿を消した。

juJoe

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平井拓郎(Vo, G)の「今日みたいな日があると、全部が間違いってわけじゃなかったなと思います!」という言葉を合図に、「玉砕」をスタートさせたjuJoe。菅秀昭(B)は開始早々、激しいシャウトを轟かせる。最新シングルの収録曲「チェーンソー」では、花澤彰典(G)と平井が華麗なタッピング奏法を披露。「高田馬場」というESP学園と縁深い地名が、熱いメロディに乗せて歌われた。続いて平井、菅、花澤が“感謝の舞”と称した奇妙なダンスを繰り広げたのは「熊とフナムシ」。菅は曲中に何度も「ESP! ESP!」と叫び、曲が終わってもなお叫び続けた。

平井拓郎(Vo, G / juJoe)

平井拓郎(Vo, G / juJoe)[拡大]

平井は1年間にわたるESP学園のサポートに対して改めて感謝を述べ、最新シングルの表題曲「supersonic」でラップを披露。サビではメンバー全員の声が重なり、緩急あるハンドアンサンブルが観客を熱狂させた。「現場」「閃光」「待っていた」が畳みかけられたのち、おもむろに語り始める平井。「昭和から平成5年くらいまでに生まれた奴らに告ぐ! 僕から伝えたいことは4つです」と切り出した彼が「人生で一番大事なのは、愛とか夢じゃないです。健康な肉体です。健康な肉体がないと話にならへん。あと友達はおらなあかん。めちゃくちゃ仲良くなくてもええわ。でも失踪しないくらいの連帯感は大事にしてほしいです。金もちょっとはいる。どれぐらいいるかっていうと、歯がぶっ壊れたときに直せるくらいはいる! まじで歯は治してください。そしてその金を自分で稼げるように、週4で行ってもしんどくないくらいの職場があれば」と話すと、その旨が歌詞になった曲「ベイビーアイラブユー」が演奏され、レコ発ライブは大団円を迎えた。

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セットリスト

超々juJoe 2025年2月20日 CLUB PHASE

Rhythmic Toy World

01. VITE
02. 僕の声
03. インスタントラヴァー
04. とおりゃんせ
05. まだ
06. 青と踊れ
07. ワンダーワールド

Large House Satisfaction

01. CM
02. Bang Bang Bang
03. Traffic
04. breeze
05. WHEEL
06. bone collector
07. ラリンジャー
08. タテガミ
09. NONONO
10. ローマ知って死ね

juJoe

01. 玉砕
02. チェーンソー
03. 熊とフナムシ
04. 何もない
05. supersonic
06. 現場
07. 閃光
08. 待っていた
09. ベイビーアイラブユー

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読者の反応

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Takuro Hirai(juJoe) @Takuro_juJoe

ライブレポート書いてもらいました。
どのようなライブだったのか活字で分かります!大事なことは愛とか夢とかではありません。 https://t.co/zIdZN8LKll

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