2021年に開催された韓国のオーディション番組「Girls Planet 999：少女祭典」で選出されたユジン、シャオティン、マシロ、チェヒョン、ダヨン、ヒカル、ヒュニンバヒエ、ヨンウン、イェソの9名からなるグローバルガールズグループ・Kep1er。2022年1月3日に韓国ミニアルバム「FIRST IMPACT」でデビューし、同年9月7日にシングル「FLY-UP」で日本デビューを果たした。デビューから2年半の活動を続けてきたKep1erは、5月30日にメンバーのマシロとイェソが本コンサートを最後にKep1erとしての活動を終えることを発表。今回の「Kep1er JAPAN CONCERT 2024 ＜Kep1going＞」が9人での最後の活動となり、今後は2人を除いた7人で活動を続ける。
エネルギッシュなステージで幕開け
開演前から会場が熱気に包まれる中、真っ白な衣装のメンバーが横一列に並んで登場。割れんばかりの歓声を受けて「LVLY」で幕を開けると、続いてはコンサートタイトルにもなった日本1stアルバム「Kep1going」よりリード曲「Straight Line」を披露し、Kep1erらしさあふれるエネルギッシュなパフォーマンスでオープニングからKep1ian（Kep1erファンの呼称）を魅了した。
9人は最初のMCで自己紹介。ヒカルは「今日は9人最後のコンサート。最後まで盛り上がっていきましょう！」とKep1ianに呼びかけ、リーダーのユジンも「2年半の間、Kep1ianが愛してくれた曲がたくさんあります。今日は1曲ずつ、皆さんへお見せします。Kep1ian、私たちと楽しむ準備はできましたか？」と会場を盛り上げた。
ユジン、シャオティン、ヒュニンバヒエ、ヨンウンの4人と、マシロ、チェヒョン、ダヨン、ヒカル、イェソの5人に分かれてダンスパフォーマンスを披露したあとKep1erは「Giddy」を披露。日本デビュー曲「Wing Wing」を経て届けられた「Daisy」では、ヒカルの「今からもっとみんなの近くに行くよ！」の声を合図に、メンバーが1階の客席に降り立ち、Kep1ianの近くでパフォーマンスを繰り広げた。
ユニット曲とガルプラ曲を披露
ユニットステージのコーナーでは、「Kep1going」に収録された、3曲のユニット曲のパフォーマンスをお披露目。ダヨン、ヒカル、ヨンウンによる「Celebrate」、マシロ、チェヒョン、ヒュニンバヒエによる「Highlight」、ユジン、シャオティン、イェソによる「Cruise」と、それぞれのユニットの個性を発揮したステージを展開した。マシロが作詞に参加したことでも話題となったファンへ向けた楽曲「Don't Lose Your Smile」をメンバー全員で歌唱したあとも、「Dear Diary」「I do! Do you?」と次々と楽曲を披露していった。
Kep1erの原点である「Girls Planet 999：少女祭典」の映像が流れたあと、9人は「Utopia （Kep1er Ver.）」「Shine（Kep1er Ver.）」「O.O.O（Over & Over & Over）（Kep1er Ver.）」といった“ガルプラ”曲を披露。ヒカルは「本当にあの瞬間は一生忘れないです。デビューを心の底から願っていた日から、2年半が経ったなんて信じられない」、イェソも「『O.O.O』を練習していたときが昨日のようです」と話した。
Kep1erのストーリーを込めた「Shooting Star」
「Girls Planet 999：少女祭典」放送時から彼女たちを見守ってきたKep1ianにとって、この2年半の軌跡を改めて思い出すようなパフォーマンスが続く中、9人は現体制最後の楽曲「Shooting Star」を披露。この日一番のKep1ianの掛け声の中、9人はメンバー同士の絆を感じさせる、ダイナミックなパフォーマンスを繰り広げた。
「Shooting Star」について、ユジンは「私たちのストーリーを込めた曲なのですごく気に入っています。Kep1ianがどれだけ私たちを愛してくれているのかを感じることができました」と思いを語る。そして彼女たちは「We Fresh（Japanese ver.）」「WA DA DA」「Back to the City」といったKep1erらしいエネルギッシュな楽曲で会場をさらに盛り上げ、笑顔でステージを後にした。
マシロとイェソ、最後の挨拶
アンコールに登場したKep1erは、それぞれ今の思いを述べていく。このライブをもってグループから去ることとなったマシロは「2年半の間、本当にKep1ianのおかげで幸せでした。私たちKep1erを応援してくださって、本当にありがとうございます。そしてメンバーのみんな、1日だけを選ぶことができないくらい毎日が幸せだったよ。これからも愛しているし、いつも私たちは1つだよ。ありがとう」とKep1ianに感謝の気持ちを伝えた。同じくこのライブがKep1erとしてはラストステージとなるイェソも「カン・イェソという私、そしてKep1erを愛してくださって、応援してくださって、本当にありがとうございます。私がこんなに愛されている人なんだと思わせてくれたKep1ianの皆さん、本当にありがとうございます。今日はKep1ianの皆さんが本当に星のように思いました。目にしっかり焼き付けましたので、一生忘れないで覚えておきますね。私たちはずっとKep1erだよ、ありがとうございました。愛してるよ！」とKep1ianへの愛を語った。
そして9人は「tOgether fOrever」「Another Dream（Kep1er Ver.）」をパフォーマンス。ダブルアンコールでは「Sugar」を歌い、「本当に今まで！ これからも！ 永遠に！ Kep1ianを愛するKep1erでした。Catch your eye, Catch your mind! ありがとうございました、Kep1erでした」と最後の挨拶をした。最後にもう一度「Daisy」を届け、Kep1erは9人体制最後のコンサートを終えた。
なお本公演は、12月25日に発売されるBlu-ray「Kep1er JAPAN CONCERT 2024 ＜Kep1going＞」に収録される。
Kep1erメンバー全員コメント
シャオティン
Kep1ianの皆さんのお陰で、私はアイドルになることができて、この場に立つことができたと思います。皆さんに愛する気持ちと感謝の気持ちしかありません。いつも私の隣にいてくださって本当に本当にありがとうございます。そして3年間一緒に過ごしたメンバーのみんな、今日9人で最後のコンサートということが、実感が湧きません。メンバーがいてくれたので、本当に幸せな時間、そして楽しい時間になりました。ここまで一緒にいてくれて本当に本当にありがとうございます。
ダヨン
9人でのコンサート最後の日がきてしまいました。本当に幸せな3日間でした。Kep1ianのおかげで、本当に長い間夢見てきたデビューを果たすことができました。そして、8人の天使のようなメンバーに会えて、Kep1erというグループで幸せな活動をすることができました。そしてマシロお姉さん、イェソも本当にお疲れさまでした。とても愛しています。私たち9人は、これからもっともっと輝きますので、Kep1ianの皆さん、悲しまないで、永遠に私たちのそばにいてください。
ユジン
来ることがないと思っていた時間がきてしまいましたね。「Girls Planet」から今まで、私たち9人のことを愛してくださって、そして応援してくださってありがとうございます。今日のこのステージは9人として最後のステージかもしれませんが、私たち9人はいつも一緒です。私たち9人を心から愛してくださって、本当にありがとうございます。未熟なリーダーだったかもしれないですが、メンバーのみんな、しっかりついてきてくれて本当にありがとう。そしてお疲れさまということを伝えたいです。愛しています。
ヨンウン
私はステージの上で輝きたいと思っていたのですが、Kep1ianの皆さんのおかげで輝くことができたと思います。本当にありがとうございます。そして、この9人のメンバーと一緒にいられなかったら、私はきっと挫けていたと思います。メンバーがずっと私のことを見守って「大丈夫だよ」と言ってくれたから、私は今このステージに立てていると思います。Kep1ianの皆さん、今日9人でのコンサートは最後になりますが、私たち9人は永遠なので、ずっとこれからもそばにいてください。皆さん愛しています。ありがとうございます。
ヒカル
毎日が幸せで楽しい分、最後ということを考えたくなかったし、メンバーたちとも最後という言葉を出さないように気をつけていたのかもしれません。9人でのステージは今日で最後だけど、こんなに幸せな気持ちでいっぱいにしてくれて本当にありがとうございます。一生忘れないです。そしてメンバーのみんな、今まで本当にお疲れさま。私が挫けたときも、この8人がいなかったら私はもう一度立ち上がることができなかったと思います。これからも永遠だし、ずっと一緒にいるから悲しまないでね。そして、これからもみんなでがんばろうね。
マシロ
2年半の間、本当に素敵な光景をたくさん見させてくれたKep1ianありがとうございます。今日もたくさんの方が来てくださって、また会場以外でも見てくださっているということが、デビュー前の私からすると本当に考えられないことなので、すごく幸せだし、デビューの時から今までステージをメンバーのみんなと大切にしながら走り続けてきたんですが、今日はとくに1曲1曲、私がこの曲をKep1erとして披露できるのが最後だという気持ちで、本当に心を込めて歌とダンスをしました。メンバーにもKep1ianにも伝わって、本当にいい日だったらなと思います。決して悲しい日ではなく、これを見ているすべての方が本当に幸せな1日だったなと思える、そんな1日になっていたらなと思います。2年半の間、本当にKep1ianのおかげで幸せでした。私たちKep1erを応援してくださって、本当にありがとうございます。そしてメンバーのみんな、1日だけを選ぶことができないくらい毎日が幸せだったよ。これからも愛しているし、いつも私たちは1つだよ。ありがとう。以上、Kep1erのマシロでした。
イェソ
Kep1ianの皆さんのおかげで、私はこの場に立つことができました。そしてとても素敵で綺麗で可愛い8人のお姉さんたちに出会うことができました。活動しているとき、1日1日がとても大切で、そして、1日1日がすべて楽しかったです。今も最後の瞬間だという実感が湧かないですし、そして幸せと同時に悲しいです。カン・イェソという私、そしてKep1erを愛してくださって、応援してくださって、本当にありがとうございます。私がこんなに愛されている人なんだと思わせてくれたKep1ianの皆さん、本当にありがとうございます。今日はKep1ianの皆さんが本当に星のように思いました。目にしっかり焼き付けましたので、一生忘れないで覚えておきますね。私たちはずっとKep1erだよ、ありがとうございました。愛してるよ！
チェヒョン
2年半、長くは3年間、この9人でいれて幸せでした。子供の頃から今までたくさんの汗と涙を流してきたメンバーのみんな、みんながいてくれたからとても幸せでした。そして感謝とお疲れさまという言葉、それから愛していますという言葉を伝えたいです。Kep1ian本当にありがとうございます。私たち9人のことを信じて、これからも隣にいてくださったら、皆さんが私たちを信じてくださり気持ちに応えていきたいと思います。私たちのそばを離れないでいてください。これからも大きな夢に向かって進んでいく、Kep1er9人の私たちを見守ってください。ありがとうございます。
ヒュニンバヒエ
私は「Girls Planet」でデビューをして、メンバーのみんなと一緒にこの大きなステージに立って、そしてKep1ianの皆さんにお会いできて幸せです。実は今だからお話しますが、デビューした頃は私がここにいていいのだろうかと思っていました。いつも緊張した姿ばかりをお見せして、最初は幸せな姿をお見せできなくて、すみませんでした。でも、この8人のメンバーと出会えたことは本当に奇跡でした。そしてみんなと一緒にいられたことで、忘れられない思い出をたくさん作ることができました。こんな風に輝くステージに立たせてくださったKep1ianの皆さんに心から感謝しています。これからも綺麗な、素敵なメンバーと会いたいと思うので、皆さん、最後まで一緒にいてくださりますよね？ 私たちは、いつも心は1つです。
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