斉藤朱夏、“君”に会いに全国10都市回った過去最長最多のツアー「キミとはだしの青春」終幕

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斉藤朱夏が本日11月5日に神奈川・Yokohama Bay Hallでライブハウスツアー「朱演2022 LIVE HOUSE TOUR『キミとはだしの青春』」ファイナル公演を開催した。

斉藤朱夏(撮影:江藤はんな[SHERPA+])

斉藤朱夏(撮影:江藤はんな[SHERPA+])

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「キミとはだしの青春」は斉藤にとって過去最長・最多公演数のツアー。彼女は「2022年は私が“君”のところに行く」という強い思いを胸に、8月から11月にかけて全国10都市で計14公演を行った。

斉藤朱夏「朱演2022 LIVE HOUSE TOUR『キミとはだしの青春』」神奈川・Yokohama Bay Hall公演の様子。(撮影:江藤はんな[SHERPA+])

斉藤朱夏「朱演2022 LIVE HOUSE TOUR『キミとはだしの青春』」神奈川・Yokohama Bay Hall公演の様子。(撮影:江藤はんな[SHERPA+])[拡大]

大きな拍手を浴びながらステージに姿を現した斉藤は「止まらないで」で勢いよくライブを開始。バンドメンバーが放つ疾走感のあるサウンドをバックに、ライブ序盤からありったけのパワーを爆発させた。「ノーサレンダー」では軽やかなアンサンブルに乗せて声を弾ませるように生き生きと歌を届け、「くつひも」では笑顔を浮かべながらキュートな歌声を会場いっぱいに響かせる。斉藤はオーディエンスのクラップにじっくりと耳を傾けながら「まだ泣くには早いです。けっこうギリギリ(笑)」と瞳をうるませ、「それぐらい、8月から約2カ月半近く皆さんの街に行って、たくさんの思い出を横浜に持って来ました」と感慨深げに語った。

斉藤朱夏「朱演2022 LIVE HOUSE TOUR『キミとはだしの青春』」神奈川・Yokohama Bay Hall公演の様子。(撮影:江藤はんな[SHERPA+])

斉藤朱夏「朱演2022 LIVE HOUSE TOUR『キミとはだしの青春』」神奈川・Yokohama Bay Hall公演の様子。(撮影:江藤はんな[SHERPA+])[拡大]

「しゅしゅしゅ」ではフロアにタオル回しによる旋風が巻き起こり、「パパパ」ではオーディエンスが手のひらを一斉にパーの形に開いて楽しんだ。「さあ横浜、まだまだ盛り上がっていくよ! ここからまじキツいけど大丈夫ー?」と斉藤は観客を煽り、エモーショナルなバンドサウンドをバックに「もう無理、でも走る」を力強い眼差しで熱唱。さらに「セカイノハテ」で前へと進んでいくための大きなエネルギーを観客に届けた。

斉藤朱夏(撮影:江藤はんな[SHERPA+])

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斉藤はスタンドマイクの前に立ち、「このツアーを通して、考えさせられることが多かったです。嫌でも自分と向き合わないといけない時間が多くて。すごく自分がちっぽけだなと思う瞬間もたくさんありました。自分と向き合うって、やっぱり苦しくて。いろんな現実を受け止めないといけなかったり。でも、全10カ所14公演、苦しいときもあったけど、ここにいる君が笑顔を向けてくれて、それで何回も助けられました」と話す。そして彼女は「君の喜ぶ顔が見たい。ただそれだけでステージに立っています。みんなが喜んでくれるんだったら、どんな障害や壁があろうとも、それを壊して、また最強の朱夏を見せないとなって。『この人が好きだよ』とみんなが胸を張れるように、強くなろうとこのツアーを通してより思いました。いつも私を強くしてくれるのは君です」と述べ、「たくさんボロボロのマントを付けてるけど、いつもそのマントを縫ってくれてありがとう。きっと君はアップリケを持ってるんだと思う。会うたびに『またこの人ボロボロになってるな』と思うかもしれないけど、君が持ってるその糸で、ボロボロになったマントをたくさん縫ってくれたらいいな」と胸の内を語った。そんな思いを込めるように、斉藤がそっと歌い始めたのは「ヒーローになりたかった」。彼女は鍵盤のサウンドをバックに、感情剥き出しで1つひとつの言葉を大切に歌い上げた。演奏が終わってしばらくしても、オーディエンスの温かな拍手は鳴りやまない。斉藤はあふれる涙をぬぐって何度も「ありがとう!」と観客に伝え、「このツアーを通して、もっと泣き虫になりました!」と泣き笑いの表情で語った。

斉藤朱夏(撮影:江藤はんな[SHERPA+])

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斉藤によるハーモニカの演奏でスタートしたのは「秘密道具」。アコースティックギターの柔らかなサウンドに乗せて、彼女は「君を知りたいよ」とオーディエンスの心に手を伸ばすように優しく歌う。さらに斉藤はこのツアーをイメージして作ったナンバー「だから会いにいく」をタンバリンと観客のクラップによるリズムに合わせ、満面の笑顔を輝かせて歌唱した。ここから斉藤はアッパーチューンを連投。「イッパイアッテナ」ではオーディエンスが一斉にジャンプし、「ゼンシンゼンレイ」でそのフロアの熱はさらに上昇していく。そして「月で星で太陽だ!」をエネルギッシュに披露したあと、斉藤は自身の生き方が詰まったナンバー「ワンピース」を晴々とした表情で歌い上げた。

斉藤朱夏(撮影:江藤はんな[SHERPA+])

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斉藤は「みんなは声を出していないのに、声がたくさん聞こえたような気がします」と優しい眼差しでフロアの隅々まで見渡す。「いつの日か、君の声が聞こえますように」と彼女が述べて歌い始めたのは「声をきかせて」。斉藤はこの曲を通して「出会ってくれてありがとう そばに居てくれてありがとう」とファンに思いをまっすぐに伝えた。最後に斉藤は「たくさん私を抱きしめてくれてありがとうございます。また君と会えるように、君の街へたくさん行くから待ってて!」と告げて、「またあした」を元気いっぱいに披露。オーディエンスと再会の約束をして、「また絶対遊ぼうね!」と大きく手を振りながらステージを去って行った。

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斉藤朱夏「朱演2022 LIVE HOUSE TOUR『キミとはだしの青春』」2022年11月5日 Yokohama Bay Hall 第2部 セットリスト

01. 止まらないで
02. ノーサレンダー
03. くつひも
04. しゅしゅしゅ
05. パパパ
06. もう無理、でも走る
07. セカイノハテ
08. ヒーローになりたかった -Acoustic ver.-
09. 秘密道具
10. だから会いにいく
11. イッパイアッテナ
12. ゼンシンゼンレイ
13. 月で星で太陽だ!
14. ワンピース
15. 声をきかせて
16. またあした

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