DOPING PANDA、さらなる前進を誓った再結成ツアーファイナル「これからの俺たちに期待して」

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DOPING PANDAの東名阪ツアー「∞ THE REUNION TOUR」のファイナル公演が、本日5月22日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で開催された。

DOPING PANDA(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

DOPING PANDA(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

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2012年の解散から10年を経て今年1月に再結成を発表し、3月にオリジナルアルバム「Doping Panda」をリリースしたDOPING PANDA。最新作を携えて行われた今回の再結成ツアーでは、インディーズ時代の人気曲から新作の収録曲まで幅広い楽曲が披露され、集まったドーパメイニア(DOPING PANDAファンの呼称)を楽しませた。

Yutaka Furukawa(Vo, G)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

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おなじみのオープニングSEに続いてHayato Beat(Dr, Cho)、Taro Hojo(B, Cho)、Yutaka Furukawa(Vo, G)がステージに姿を現すと、メイニアは割れんばかりの拍手で迎える。1曲目として披露されたのは2008年にリリースされたメジャー2ndアルバム「Dopamaniacs」の収録曲「nothin'」。HayatoとTaroが刻むタイトなビートに乗せ、メイニアは期待に満ちた表情で体を揺らした。さらに「Mr.Superman」が投下されるとフロアからはすさまじいハンドクラップが起こり、場内の熱気は急上昇。「Blind Falcon」ではFurukawaがフロアを見渡しながら、伸びやかなメロディラインを響かせた。

MCでFurukawaは再結成に対して「自分たちが思った以上の反応があった」と振り返り、「お前らに間違ったものは見せられないと思っていたから、怖かったよね」とこのツアーへの思いを語る。そして「MCでしゃべることも決めておこうと思ってたけど、そういうことをしているから10年前に行き詰まったので(笑)。俺がダメでもタロティが、Hayatoがいるじゃない。ありのままを見せますよ!」と再結成を経ての素直な心境を明かし、大きな拍手を浴びた。

Taro Hojo(B, Cho)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

Taro Hojo(B, Cho)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])[拡大]

「We won't stop」で重厚なアンサンブルを響かせたあとはギターとシンセが絡み合って独特の音像を生み出す「Can't you hear the music?」、軽快なリズムが印象的な「Kiss my surrender」と異なるタイプの楽曲を演奏。3人の最新のモードを改めてメイニアに提示した。続くMCでFurukawaから今回のツアーの思い出を尋ねられたHayatoは「タロティの『いちご発言』だね(笑)」と回答。MCでFurukawaから「今朝何食べた?」と聞かれたHojoが「いちご」と答えたときの様子が面白かったとのことで、Hojoは「普段朝は食べないんですけど、食べちゃった」と穏やかな笑顔でそのときを振り返り、Furukawaは「心優しきモンスターか!(笑)」とツッコむ。3人の飾らないやり取りをメイニアも笑顔で楽しんでいた。

Furukawaはライブ後半に向け「皆さん小耳に挟んでるでしょうけど、『ムゲンダイなんとか』もありますよ。我々はいっぱいいっぱいですけどね」とメイニアの期待を煽る。その前に一旦クールダウンとばかりに、中盤ではドーパンの魅力の1つでもあるメロウなミディアムチューンが連投された。「Lovers Soca」「Moralist」「Stairs」といった楽曲の深みのあるサウンドに、メイニアはうっとりと聴き入る。「Lovers Soca」のイントロではHayatoが入りをミスしてしまうアクシデントも。Furukawaとアイコンタクトを交わした際に「グッときちゃった」というHayatoの弁解にFurukawaは「いいじゃない、今後も(機会は)いっぱいあるんだから」と応え、メイニアの心をグッとつかんでいた。

Hayato Beat(Dr, Cho)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

Hayato Beat(Dr, Cho)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])[拡大]

後半戦に入る前にはFurukawaが「FUJI ROCK FESTIVAL」への出演決定をメイニアに報告。3人は1997年の初開催時に観客として参加したときの思い出、そして2002年に「ROOKIE A GO-GO」ステージに出演したときのエピソードを振り返ってのトークを繰り広げる。Furukawaは「たどり着きたいと思っていた場所。幸せな再結成の1つです」と夢を叶えた喜びを語った。その後に披露されたのは、彼らが「ROOKIE A GO-GO」に出演した2002年に発表した、ディズニー映画「ヘラクレス」の主題歌「Go the Distance」のカバー。20年前にプレイバックしたかのような選曲のあとは「YA YA」のイントロ、そして「ムゲンダイダンスタイム」の始まりを告げるSEが鳴り響き、場内は再び熱狂へと突入した。

「ムゲンダイダンスタイム」はアッパーなダンスナンバーばかりをノンストップで連投する、DOPING PANDAのライブでは恒例のコーナー。レーザー光線やミラーボールが激しく明滅する中「The Fire」「Hi-Fi」といったキラーチューンの中に、再結成後の第1弾楽曲として発表された「Imagine」も交えられ、“ダンスタイム”のさらなる広がりをアピールした。イントロでひときわ大きくメイニアの腕が上がった「Transient Happiness」では、Furukawaが「ドーパメイニアならもっと行けるだろ! 連れてってやるよ!」と絶叫。間奏ではおなじみのステップを踏み、フロアのテンションを最高潮に高めた。最後は「MIRACLE」そして「Silhouette」を披露し、熱狂の「ムゲンダイダンスタイム」を締めくくった。

Yutaka Furukawa(Vo, G)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

Yutaka Furukawa(Vo, G)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])[拡大]

アンコールではHayatoが恒例の物販紹介を繰り広げる。その後、Furukawaは「今から新しいDOPING PANDAが始まっていく感じです。Hayatoが『10年休んでいたから腱が元気』って言っていたんだけど、俺たちも10年でいろいろ身に付けたし、集まってみたら3人ともトミー・ジョン手術を受けたあとみたいにピンピンの関係性です(笑)。これからの俺たちに期待してください」と10年間のインターバルを経たバンドの現在について笑顔で語った。

「楽器を弾いて歌うだけ、そういう曲を作りました」という言葉に続いて「BS」を披露したあとは、「It's my life」そして「Crazy」を演奏。3人がステージを去ったあとも鳴り止まない手拍子に応えたダブルアンコールで、Furukawaは「一番やりたいのは俺たちだよ!」と呼びかけ「解散ライブは“終わりの終わり”だったけど、この終わりは始まりです。またすごい景色を見せるから」とメイニアとの再会を誓う。そして3人はインディーズ時代からの人気曲「GAME」「Candy House」を笑顔でパフォーマンスした。すべての曲を終えたあとFurukawaはHayatoとHojoを手招きし、「初めてやってみる!(笑)」と若干照れた表情で3人で手をつないで挨拶。再結成ツアーを大成功のうちに締めくくった。

なお6月19日(日)には、このライブの模様がテレ朝チャンネル1でアンコール放送されることが決定している。

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DOPING PANDA「∞ THE REUNION TOUR」2022年5月22日 Zepp Haneda(TOKYO)セットリスト

01. nothin'
02. Mr.Superman
03. Lost & Found
04. Blind Falcon
05. We won't stop
06. Can't you hear the music?
07. Kiss my surrender
08. The way to you
09. Lovers Soca
10. Moralist
11. Stairs
12. Go the Distance
13. YA YA
14. The Fire
15. I'll be there
16. Hi-Fi
17. Imagine
18. beautiful survivor
19. Transient Happiness
20. beat addiction
21. MIRACLE
22. Silhouette
<アンコール>
23. BS
24. It's my life
25. Crazy
<ダブルアンコール>
26. GAME
27. Candy House

テレ朝チャンネル1「DOPING PANDA ライブ『∞ THE REUNION TOUR』」

2022年6月19日(日)23:00~

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※記事初出時、放送チャンネル名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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橋本塁(サウシュー&STINGRAY&KASVE) @RuiHashimoto

昨日撮った写真!! https://t.co/hSeVrYASmZ

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