STU48半年ぶりにAKB48劇場へ出張、募金活動「がんばろう！瀬戸内」で西日本への応援も

STU48が昨日7月26日に東京・AKB48劇場にて昼夜2部制の出張公演を行った。

7月16日の大阪・松下IMPホール公演を皮切りに、新潟・NGT48劇場、AKB48劇場、愛知・SKE48劇場、東京・ニコファーレ、大阪・NMB48劇場の全6会場の巡る出張公演を行っているSTU48。昨日彼女たちは今年1月の出張公演以来、約半年ぶりにAKB劇場のステージに立ち、メジャーデビュー曲「暗闇」や初のオリジナル曲「瀬戸内の声」を含む多彩なセットリストを披露して約2時間にわたるパフォーマンスで観客を楽しませた。

昼公演の自己紹介では、1人ひとりが隣のメンバーのマスコットキャラクターふうの名前を考えて発表。磯貝花音はキャプテンの岡田奈々に、いつもスマートフォンを見ながら1人でニヤニヤしていることから“ニヤニヤ船長”と命名してファンを笑わせた。STU48に入ってよかったことを語り合うMCでは土路生優里が「かわいい子に囲まれて暮らせることかな。STUメンバー、みんなかわいいと思いませんか!?」と客席に呼びかけると、磯貝に「『花音が一番かわいい！』って言ってた3秒後に『（薮下）楓ちゃんめっちゃかわいい！』って言ってるんですよ」と暴露され、「最近かわいいって言いすぎて信用を失ってる」と告白。また福田朱里は「仲よくなりたいAKB48メンバーは？」というトークテーマでAKB48チーム8の小栗有以の名前を挙げ、「実は父がチーム8さんが大好きなんです！」とその理由を説明した。

昼公演後にはマスコミ向けの囲み取材が行われ、今回の公演でSTU48のメンバーとして初めてAKB劇場のステージに立った岡田は「すごく新鮮で、いつも立っている劇場なのにまったく別空間に感じてしまって緊張しました。AKB48に加入して7年目を迎えて、そういう大事な時期に原点でありホームであるAKB劇場に立てて、改めて劇場の大事さを感じたし、STU48で活動できることのありがたさを感じました」と心境を吐露。さらに「正直、STUのみんながこんなにハードなセットリストと難易度の高い楽曲をやっていることが信じられなくて。前回の出張公演に比べるとものすごい成長の早さだなって思いました」「キャプテンとしてはみんなに頼りまくってます」とSTU48メンバーの成長に驚いていることを明かした。

また薮下は「今日はすごく余裕を持てて。ファンの方1人ひとりを見たり、曲によって表情を変えることができたり、すごく成長できたのかなと思ってます」と話し、岩田陽菜も「私は前回と同じくらい緊張していたんですけど、ステージに立ってみたらファンの人たちの反応とか、ちゃんと周りを見れるようになりました」と自身の成長を実感していることを報告。時期は未定ながらもオープンが予定されているSTU48の船上劇場については、薮下が「船上劇場ではほかのグループではできないことができると思うので、夢しかないと思います」と声を弾ませる。岡田は「AKB48劇場のよさを船上劇場にも生かせればいいなと思って。AKB48劇場は柱が邪魔ってよく言われるんですけど、個人的には柱ありきの劇場って感じがして、船上劇場にも柱を立ててもいいかなと思います」と冗談交じりに語り、石田千穂は「劇場は夢を叶えていく場所だと思うので大切にしたいし、名産物をいろいろ置いて瀬戸内のよさを広めていきたいです」とコメント。薮下の「私、乗り物酔いがすごくて」という船酔いへの不安には、瀧野由美子が「オフィシャルのかわいい袋とかどうかな」と公式のエチケット袋を作ることを提案し、報道陣の笑いを誘っていた。

なお今回の出張公演ツアーにあわせて、STU48による平成30年7月豪雨の被災地への支援プロジェクト「がんばろう！瀬戸内」が始動。メンバーは握手会の会場に加え、NGT48劇場公演からは街頭での募金呼びかけも行っている。瀧野は「ファンの方以外にも道を通りかかった新潟の方も募金してくださってうれしかったです。これからも瀬戸内に貢献できることをしていきたいと思います」と募金活動について語ったほか、「引き続き募金活動を続けていくのと、チャリティコンサートをやりたいです。あと被災していなくても観光客が減っているところがあるので、そういうところにたくさんの方が来てくださるようにSTU48としてもアピールしていければと思います」と瀬戸内への思いを述べた。