SHANKら13組、神の島で遊んだ「BLAZE UP NAGASAKI」

9

1084

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 298 721
  • 65 シェア

SHANK主催のライブイベント「BLAZE UP NAGASAKI 2016」が昨日10月2日に長崎・長崎市神の島公園特設ステージにて開催された。

「BLAZE UP NAGASAKI 2016」でのSHANKのライブの様子。(撮影:半田安政[showcase])

「BLAZE UP NAGASAKI 2016」でのSHANKのライブの様子。(撮影:半田安政[showcase])

大きなサイズで見る(全51件)

「BLAZE UP NAGASAKI 2016」の様子。(撮影:半田安政[showcase])

「BLAZE UP NAGASAKI 2016」の様子。(撮影:半田安政[showcase])[拡大]

「BLAZE UP NAGASAKI」はSHANKが地元の長崎で実施している自主企画イベント。昨年より会場を長崎市神の島公園特設ステージに移し、野外イベントとして行われている。今年は「BLAZE UP STAGE」「TRUCK STAGE」という2つのステージで、SHANKを含めて全13組が熱演を繰り広げた。

最初にSHANKの松崎兵太(G, Cho)と、FM長崎のDJマークによる注意事項のアナウンスが行われる。アナウンスをすべて終えると松崎は「悔いのないように遊んでいってください!」とメッセージを送り、DJマークが庵原将平(Vo, B)から託されたという乾杯でイベントは幕を開けた。

NUBO(撮影:半田安政[showcase])

NUBO(撮影:半田安政[showcase])[拡大]

「BLAZE UP STAGE」のトップバッターを務めたのは唯一「BLAZE UP NAGASAKI」皆勤賞のNUBO。彼らは「おはようございますー!」「起きてる?」「朝練なら俺らに任せとけ!」と次々と声をかけ、会場の温度を引き上げていく。「Circle」ではフロアいっぱいを使った大きなサークルが発生し、ハッピーな空間が広がった。「TRUCK STAGE」の1番手として登場した長崎のバンド・WEAKEND HEROESは松園康弘(Vo)のシャウトとメロディアスなボーカルを織り交ぜた激情的な楽曲で、余韻を残していった。

KEMURIは明るいスカチューンを連投して、オーディエンスを踊らせていく。熊本地震を受けて作ったという「Dancing in moonlight」では、観客が肩を互いに組んで体を揺らした。PANはパンを投げ入れる自己紹介で盛り上げた「Z好調」、“王将コール”で会場を1つにした「ギョウザ食べチャイナ」など、ユーモアあふれるステージングを展開した。

GEN(B, Vo / 04 Limited Sazabys)(撮影:半田安政[showcase])

GEN(B, Vo / 04 Limited Sazabys)(撮影:半田安政[showcase])[拡大]

04 Limited Sazabysは「monolith」「Warp」といったスピード感のある楽曲群でファンのテンションを高める。GEN(B, Vo)が「このイベントが箱でやってたときから出たいと思ってて、やっと呼んでもらえました。最高の遊び場をありがとうございます!」とSHANKに感謝したあと、演奏された「Horizon」ではさわやかなアンサンブルが会場に広がった。情感あふれるアフロ(MC)のラップと、UK(G)による巧みなギター演奏で観客を魅了したMOROHA。彼らは「俺のがヤバイ」など全5曲を披露した。

G-FREAK FACTORYのステージでは、茂木洋晃(Vo)がオーディエンスに向けて「みんなはSHANKっていうヒーローにずっとついていってください。間違いないんで」とメッセージを送る。また「長崎でこの曲をやるのは初めてです。遠く、命を落とした人に」と前置きした新曲「ダディ・ダーリン」がグルーヴィに演奏されたあと、彼らは「EVEN」でライブを締めくくった。SHANKと同じく九州出身のSHIMAは「USUAL THINGS」「STORY」といったドライブ感のあるナンバーで場内に左回りやモッシュを起こす。彼らは終始ハッピーなパフォーマンスで観客を楽しませていた。

dustboxと庵原将平(Vo, B / SHANK)。(撮影:半田安政[showcase])

dustboxと庵原将平(Vo, B / SHANK)。(撮影:半田安政[showcase])[拡大]

序盤から「Hurdle Race」「Riot」といったキラーチューンを連投したdustbox。「Neo chavez 400」ではボーカルを取るJOJI(B, Cho)の代わりにSHANKの庵原がベースを担当し、オーディエンスを熱狂の渦に巻き込んだ。SHANKと10年来の付き合いだというTHE FOREVER YOUNGは「SHANKと共に戦ってるつもりだし、あいつらの背中を見て奮い立たせてもらってます」とSHANKへの思いを語る。「WORLD END」ではSHANKの松崎がステージ袖から登場し、ヒラヤマリョウタ(G)と肩を組んでシンガロングしていた。

HEY-SMITH(撮影:半田安政[showcase])

HEY-SMITH(撮影:半田安政[showcase])[拡大]

「BLAZE UP STAGE」のトリ前を飾ったのはHEY-SMITH。猪狩秀平(G, Vo)は「バンドマンとして、1人の人間として、友達として、こんなイベントができるのを尊敬します! トリ前俺たちに任せとけ!」とSHANKに声を届ける。バンドはKNUCKLES「Radio」のカバーや、透明感のある「Summer Breeze」、キラーチューン「Endless Sorrow」といったバラエティ豊かな選曲でオーディエンスを沸かせた。「Just Another Death」でライブをスタートさせ、重いサウンドとHAYATO(Vo, G)によるシャウトで観客を煽ったMEANING。HAYATOは「本当はギター持ってやんなきゃいけないんだけど」と言いつつも、ハンドマイクで客席を跳ね回り、激しいパフォーマンスを繰り広げた。

SHANK(撮影:半田安政[showcase])

SHANK(撮影:半田安政[showcase])[拡大]

そしてこの日の主役、SHANKのアクトへ。庵原、松崎、池本雄季(Dr, Cho)の3人はリラックスした様子でステージに姿を現すと、庵原の「長崎SHANK、始めます!」という挨拶から「Cigar Store」で威勢よくライブをスタートさせる。「Take Me Back」でオーディエンスを踊らせたのち、庵原は「こんなところまでよう来たね、あんたたち」「ありがとう。もうちょっと遊んで帰って」とファンへ感謝の言葉を重ねた。松崎がギターソロを披露してから突入した「Knockin' on the Door」では、通常イントロで松崎が弾く長崎のわらべうた「でんでらりゅうば」のフレーズを、オーディエンスが歌詞付きで歌うという長崎ならではの光景が広がった。

「BLAZE UP NAGASAKI 2016」の様子。(撮影:半田安政[showcase])

「BLAZE UP NAGASAKI 2016」の様子。(撮影:半田安政[showcase])[拡大]

庵原将平(Vo, B / SHANK)(撮影:半田安政[showcase])

庵原将平(Vo, B / SHANK)(撮影:半田安政[showcase])[拡大]

曲間にはこのイベントについて松崎が「カッコいいバンドが呼ぶバンド、みんなカッコよかったでしょ?」と誇らしげに語り、庵原が地元の自治体の人々の協力のもと実現できていることを明かすと、続けて「またやるかは約束できないけど、また絶対やりたい」と口にした。3人の熱を帯びた演奏で届けられた「Set the fire」ののち、「Good Night Darling」ではメンバーのミスにより2回やり直す一幕も。一瞬、和やかなムードが流れるも、演奏が始まればまた3人はエモーショナルにプレイを続け、「submarine」で本編を終えた。

アンコールで再びステージに登場した庵原は「また神の島で遊びましょう」と再会を約束し、3人は「Love and Hate」を丁寧に演奏。一息置き、勢いを加速させて「BASIC」、ショートチューン「Stop the crap」と一気に駆け抜けてステージをあとにした。最後にDJマークの音頭で万歳三唱が行われ、「BLAZE UP NAGASAKI 2016」は終幕した。

この記事の画像(全51件)

BLAZE UP NAGASAKI 2016
2016年10月2日 長崎市神の島公園特設ステージ セットリスト

NUBO

01. Such one
02. RESHINE
03. bonfire
04. Colored
05. Circle

WEAKEND HEROES

01. Intro
02. 焦燥の日々を綴る
03. 夜明けを待たず、終焉を迎える。
04. 光の中で
05. 理想と現実
06. 此の夜を越えて
07. 始まりの歌

KEMURI

01. サラバ アタエラレン
02. deepest river
03. Givin' Up
04. Ohichyo
05. Crappy Go Happy
06. Dancing in MOON LIGHT
07. Ato-Ichinen

PAN

01. Z好調
02. 今日だけ祭り
03. ギョウザ食べチャイナ

04 Limited Sazabys

01. monolith
02. fiction
03. climb
04. Warp
05. Horizon
06. swim

MOROHA

01. それいけ!フライヤーマン
02. 革命
03. 俺のがヤバイ
04. 恩学
05. 上京タワー

G-FREAK FACTORY

01. jam~日はまだ高く
02. Too oLD To KNoW
03. ダディ・ダーリン
04. EVEN

SHIMA

01. USUAL THINGS
02. STORY
03. TRILOGY
04. REWARD
05. FUSUMA
06. PARISLOTTE

dustbox

01. Hurdle Race
02. Riot
03. Try My Luck
04. Bitter Sweet
05. Dance Until Morning
06. Rise Above
07. Tomorrow
08. Neo Chavez 400

THE FOREVER YOUNG

01. HELLO GOODBYE
02. YOUTH
03. 希望の痛み
04. 素晴らしき世界
05. WORLD END
06. GO STRAIGHT

HEY-SMITH

01. Dandadan
02. Living In My Skin
03. Don't Worry My Friend
04. 2nd Youth
05. Jump!!
06. Radio
07. Summer Breeze
08. Endless Sorrow

MEANING

01. Just Another Death
02. HERE FOR YOU
03. Knock It Off
04. Judgement
05. THE UNBROKEN HEART
06. TOKYO PROXY WAR

SHANK

01. Cigar Store
02. Take Me Back
03. Weather is Beautiful
04. Hope
05. 620
06. Knockin' on the Door
07. Set the fire
08. Good Night Darling
09. submarine
<アンコール>
10. Love and Hate
11. BASIC
12. Stop the crap

全文を表示

読者の反応

  • 9

じょーぢ a.k.a. けとる @ctlab

SHANKら13組、神の島で遊んだ「BLAZE UP NAGASAKI」 - 音楽ナタリー https://t.co/cIhQPJ2Yms

コメントを読む(9件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 SHANK / NUBO / KEMURI / PAN / 04 Limited Sazabys / MOROHA / G-FREAK FACTORY / dustbox / THE FOREVER YOUNG / HEY-SMITH の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。