ここはジュリアナ東京やで！女王蜂「金星から来たヤツら」ファイナル

女王蜂の全国ツアー「金星から来たヤツら」のファイナル公演が7月9日に東京・Zepp DiverCity TOKYOで開催された。

5月の愛知・ElectricLadyLand公演を皮切りに、全国10会場で実施された「金星から来たヤツら」。途中フランス・パリでの初海外公演を挟み、約1年ぶりのツアーを駆け抜けた。

ファイナル公演はまずやしちゃん（B）、ルリちゃん（Dr）、ひばりくん（G）がステージに登場。3人が「金星」をワンコーラスのみ演奏したところで、チャイナ服にサテンのチャイナローブをまとったアヴちゃん（Vo）もステージに上がった。

インスト曲「夜曲」の途中では、アヴちゃんがステージから退場。すると「もう一度欲しがって」の演奏中に2階のキャットウォークに現れ、ローブを脱ぎ捨て熱唱した。ステージに戻ったアヴちゃんは「お色直ししたいと思います。でも1回下がるの嫌なのでここで着替えてもいいですか？」と宣言。ガレージナンバー「鬼百合」の演奏に合わせ、その場で着替え始める一幕もあった。「バブル」「イミテヰション」に突入すると、色とりどりのジュリ扇が客席を埋め尽くす事態に。その様子を見たアヴちゃんは「ここはジュリアナ東京やで！」と絶叫し、さらにオーディエンスを煽っていた。

MCでアヴちゃんは急逝したデヴィッド・ボウイやプリンス、森岡賢（minus(-)）への哀悼の意を語った。そんな中アンコールでは、企画「蜜蜂ナイト」でも森岡と共に演奏した「愛の讃歌」を披露。サポートキーボーディストのみーちゃんが奏でる旋律に乗せ、演奏隊3人は轟音で会場を包み込んだ。そして最後は「金星」を再び披露し、今回のツアーを締めくくった。

なお女王蜂は主催対バンツアー「蜜蜂ナイト2」および自主企画イベント「帰ってきた美のテロ」を秋に開催する。