4月に行われた宮城・darwin公演を皮切りに全7公演を実施した今ツアーのステージは新曲「キミに会いたいな」でスタートした。舞台に下ろされた紗幕の後ろに2人の姿が浮かび上がり、彼らの演奏に乗せて幕には雨が降り注ぐ映像と歌詞が映し出される。
2曲目の「夏のペダル」で紗幕は落とされ、吉田結威(G, Vo)の「行くぞー!」の一言で会場のボルテージは一気に最高潮へ。山田義孝(Vo)は「吉田山田ツアー2015名古屋公演! みなさんようこそ!」とファンを歓迎した。2人は「ごめん、やっぱ好きなんだ。」「旅立ちの合図」「HOME」と、次々に楽曲を披露していく。名古屋は彼らがデビュー当時から活動を行ってきた場所であることから、山田が「第2のホーム、名古屋に帰ってきました」と感慨深げに語るシーンもあった。
吉田のトイピアノの演奏から始まった「好きだよ」では、日常の幸せを歌う楽曲の世界観に会場が温かい空気に包まれる。そんなムードの中、2人は「みんなとの出会いを生んでくれた大切な曲を」と語り、次に「日々」を披露。スポットライトに照らされた2人が響かせる歌声に、オーディエンスは涙を浮かべたり、笑顔を見せたりと様々な表情で聴き入っていた。
穏やかなムードを一変させるように山田が「みんなの声をあんまり聞いてないんですよ! たくさん歌えますか!? 後ろも歌えますか!?」と会場を煽ると、続けて「ツボミ」がプレイされる。会場には大きなコール&レスポンスの声が響き、2人はその勢いのままに「Yes」「天使と悪魔」「フリージア」とアップテンポなナンバーをたたみ掛けた。吉田山田のデビュー曲「ガムシャランナー」では、2人が「走れ! 走れ!」と会場を煽り、ファンは大合唱でそれに応えた。
2人は「僕らのためのストーリー」をアカペラで歌い、本編の幕を下ろす。会場からは大きな拍手が送られ、ファンは「約束のマーチ」の「どれだけアナタに助けられてきただろう」というサビの部分を歌ってアンコールを求めた。再度ステージへ登場した吉田山田は「逢いたくて」を披露すると「あんな素敵なアンコールをいただいたので、歌っていいですか?」とファンに問いかけ、「約束のマーチ」を歌い上げる。タオル回しで会場が一体となった「イッパツ」を経て、ステージはラストナンバーの「魔法のような」へ。 山田は「今日はこの歌声をどうか持って帰ってください。みんなの歌声を僕にください」と呼びかけ、公演は大合唱の中で締めくくられた。
吉田山田「吉田山田ツアー2015」
2015年5月10日 日本特殊陶業市民会館フォレストホール セットリスト
01. キミに会いたいな
02. 夏のペダル
03. カシオペア
04. カシスオレンジ
05. ごめん、やっぱ好きなんだ。
06. 旅立ちの合図
07. HOME
08. 好きだよ
09. 日々
10. ツボミ
11. Yes
12. 天使と悪魔
13. フリージア
14. 新しい世界へ
15. ガムシャランナー
16. 僕らのためのストーリー
<アンコール>
17. 逢いたくて
18. 約束のマーチ
19. イッパツ
20. 魔法のような
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