サザンオールスターズ、9年半ぶりアルバム「葡萄」全貌解禁

3月31日にリリースされるサザンオールスターズのニューアルバムのタイトル、収録内容、ジャケットアートワークが一挙に発表された。

2005年10月発売の「キラーストリート」以来約9年半ぶり、ファン待望のオリジナルフルアルバムとなる本作。タイトルは「葡萄」に決定し、全16曲入りのボリューム満点の内容になることがアナウンスされた。

アルバムを構成するのは「ピースとハイライト」「栄光の男」「東京VICTORY」「天国オン・ザ・ビーチ」といったヒットシングルのほか、前に踏み出せない人たちに向けて「勝負に出よう！」とディスコサウンドに乗せてエールを送る「アロエ」、失恋の悲しみを京都の風景をつづった歌詞に乗せて歌う「イヤな事だらけの世の中で」、平和の大切さを歌い上げたバラード「平和の鐘が鳴る」、生身の人間同士の愛の素晴らしさをテーマにした「バラ色の人生」など多彩な楽曲の数々。タイトルの「葡萄」は桑田佳祐（Vo, G）が字面にインスピレーションを受け、さらに葡萄の葉が心臓、房が乳房などそれぞれのパーツにエロティシズムを感じたことから付けられたという。また桑田はアルバムは「ある種の『読物』としての在り方」にこだわって制作したと述べ、「小説や読物のタイトルかと思わせるようなものにしたかった」と「葡萄」と名付けた理由を明かしている。

本作は完全生産限定盤AとB、通常盤、アナログ盤の4仕様で販売される。完全生産限定盤AとBには、桑田による全曲解説と2013年の復活以降の貴重な写真などを掲載したブックレット「葡萄白書」が付属する。さらに完全生産限定盤Aにはメッシュ生地の“おいしい葡萄の旅”Tシャツも同梱される。

なおアルバムの制作は現在大詰めで、完成後には試聴会も行われる予定。詳細は追って案内されるのでお楽しみに。