日々創作と向き合い、音楽を生み出し、世の中に感動やムーブメントをもたらすアーティストたち。この企画は、そんなアーティストたちに、自身の創作や生き方に影響を与え、心を揺さぶった読み物について紹介してもらうものだ。今回は
01. 「スは宇宙のス」(創元SF文庫)
著者:レイ・ブラッドベリ
意味不明な世界観にインスピレーションを受けた
敬愛するKFK(ex.カフカ)のカネココウタ氏のブログで存在を知って購入に至った1冊。18、9歳の学生時代に読んだきりなのだが、当時の感想としては“意味不明”であった。それなのにその意味不明な世界観や言葉のチョイス(これは翻訳した一ノ瀬直二氏のセンス)に惹かれ、曲を書くたびに読み返してインスピレーションをもらっていた。僕の書く楽曲がときおり“宇宙感”という言葉で表現される要因の大きな1つがこの本にある気がする。確か初めて読んだ年の前年にレイ・ブラッドベリが亡くなっていることを知って、若造は若造なりに大切に読み込もうと思った記憶がある。意味不明でも心に残るものがあったならそれは表現として素晴らしいものだと思えた1作。
02. 「新言語秩序」
著者:秋田ひろむ
“言葉”をテーマにしたディストピア的物語
こちらもまた敬愛する
03. 「今日の亮君」
著者:マキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)
ミュージシャンとはなんたるか
意外かも知れないが、何を隠そう僕は高校生の頃から
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