映画「
本作は、孤独な少女と森に棲む不思議な生き物・オチが出会い、言葉を超えて心を通わせる物語。霧に包まれた村の人々は、奥深い森に棲むオチを恐れ、長年遠ざけてきた。オチ狩りをする父に戸惑う少女ユーリは、ある日けがをした小さなオチを見つけて家に連れ帰り、ひそかに手当てをする。やがて伝承とは違うオチの本当の姿を知ったユーリは家を飛び出し、オチを家族のもとへ返す旅に出るのだった。
ビョークをはじめとする著名なアーティストのミュージックビデオを手がけ、手作業へのこだわりと美学を築いてきた映像作家のサクソン。長編監督デビュー作となる「OCHI!-オチ-」では、「E.T.」「となりのトトロ」といった子供たちと不思議な生き物が交流する作品の精神性を原点にして、懐かしく温かさに包まれたファンタジーを紡ぎ出した。
今回のオリジナルのポスターは、日本の宣伝側から描き下ろしを依頼したわけではなく、サクソンの「描かせてほしい」の一言から実現。ポスターについて、サクソンは「ひと昔前の日本の手描きの映画ポスターに夢中になっており、日本向けのオリジナルポスターを描きたいと思いました」とコメントを残している。
サクソンは普段から幅広いジャンルの日本映画も好んで観ているようで、「私の作風は日本の映画に形作られてきました。『OCHI!-オチ-』はファンタジー映画ですが、ところどころ『雨月物語』や『怪談』など、ホラーの名作の影響を感じてもらえるかもしれません。さらに『スーパーの女』や『茶の味』のような心温まるコメディ要素も垣間見えるはずです」と説明。さらに「もちろん、私がもっとも影響を受けている宮崎駿監督の作品も忘れてはなりません。『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』『もののけ姫』を物語のベースにしたいと企画当初から思い描いていました」と明かしている。
このたび、サクソンが自ら描いたストーリーボードと映画の本編映像を比較しながら、自身の声で解説する動画がYouTubeで解禁。映画の冒頭、オチという幻の生物が初めて登場する場面で、どのカットも絵と映像の構図が一致しており、ストーリーボードで描いたイメージそのままに映像化していることがわかる。サクソンは着ぐるみでの撮影やロケ地、口笛のような鳴き声で会話するオチの生態などについて解説した。
「OCHI!-オチ-」は全国で公開中。「システム・クラッシャー」「この茫漠たる荒野で」のヘレナ・ツェンゲルがユーリを演じたほか、義理の兄役でフィン・ウォルフハード、母役でエミリー・ワトソン、父役でウィレム・デフォーも出演している。
映画「OCHI!-オチ-」特別映像(ストーリーボード)
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映画「OCHI!-オチ-」手描きのイラストポスター到着、監督が日本向けに描き下ろし
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