チャールズ・バーネット特集、黒人コミュニティで暮らす少年たち捉えたポスター解禁

特集上映「チャールズ・バーネット エブリデイ・ブルース」のポスタービジュアル、上映作品「キラー・オブ・シープ」「マイ・ブラザーズ・ウェディング」の場面写真が解禁された。

ハリウッド映画とは異なる視点から黒人コミュニティの日常を描いてきた映画作家チャールズ・バーネット。アフリカ系アメリカ人の日常と人間性をスクリーンに映し出し、アメリカ映画に静かな革命をもたらした。「キラー・オブ・シープ」は、バーネットが1977年に発表した長編デビュー作。ロサンゼルス・ワッツ地区を舞台に、屠殺場で働く男性とその家族の日常が詩的に描かれた。「キラー・オブ・シープ」と並んでバーネットの初期代表作として知られる「マイ・ブラザーズ・ウェディング」は、成功した兄とその裕福な婚約者に劣等感を抱く青年が、刑務所から戻った親友との再会を機に、家族への責任と友情の間で揺れ動く人間ドラマだ。

本特集では両作の4Kレストア版を上映。なお「マイ・ブラザーズ・ウェディング」は2007年にバーネット自ら再編集を行った82分のディレクターズカット版となる。ポスターには、「キラー・オブ・シープ」から黒人コミュニティで暮らす少年たちが塀の上に座って石を投げる姿が切り取られた。

「チャールズ・バーネット エブリデイ・ブルース」は、2月7日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次開催。