アメリカの黒人コミュニティを描き続けた映画監督
ハリウッド映画とは異なる新しい「黒人映画」を模索し、ニューヨークタイムズ紙からは“アメリカでもっとも知られていない偉大な映画監督”と評されたバーネット。今回の企画は3月に東京・ユーロライブで開催された「This is Charles Burnett チャールズ・バーネット セレクション vol. 1」に続く限定上映となる。
「キラー・オブ・シープ」は暴動の爪痕が残る都市部のゲットーを舞台に、羊の屠殺場で働く疲れ果てた男とその家族の日常を描いた1977年の長編デビュー作。同作はベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞、サンダンス映画祭で審査員大賞を受賞した。「マイ・ブラザーズ・ウェディング」は、家族と悪友との間で揺れる主人公を通して、黒人コミュニティ内における階級の複雑さを浮き彫りにした青春譚だ。
京都みなみ会館では入れ替え制で15時半から「キラー・オブ・シープ」、17時10分から「マイ・ブラザーズ・ウェディング」を上映。劇場会員は1500円、一般は1800円となる。イベントを主催する自主上映グループ・After School Cinema Clubは、今後もバーネット作品を広く紹介する予定。さらなる上映活動に向けた資金を募るため一般料金に400円をプラスした2200円の応援料金も設定された。
チャールズ・バーネットの映画作品
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“米でもっとも知られていない偉大な映画監督”チャールズ・バーネットの上映が京都で https://t.co/wRJh2b2Nyh