LGBTQ+の活動が弾圧されるロシアで生まれたクィア・アーティスト、
首都モスクワから約1万km離れた極寒の町で祖父母に育てられたジェナ。幼い頃から自身がクィアであると認識しており、小さな町ではその存在が暴力の標的となった。LGBTQ+の活動や表現が法律で禁止されているロシアで、常に差別と抑圧にさらされる痛みとトラウマを、ジェナはアートへと変える。本作では、過激で独特な衣装をまとい、自らの存在を懸けて抗議を続ける強さだけでなく、将来への不安や自己との葛藤を抱える姿、そしてジェナに愛情を抱きながらもその在り方を理解しきれない祖父母との関係を映し出す。
このたびYouTubeで公開された映像は、メイクアップしたジェナが「ジェナとは“存在”かな」と話すシーンからスタート。白い衣装・メイクをまとったジェナが街中で注目される様子や、「お前をぶっ殺してやる」という言葉とともにLGBTQ+コミュニティの仲間が暴行を受けた事件に涙をこぼすジェナの姿、ウクライナ侵攻が勃発し、徴兵の危機が迫ったことで出国を決意する場面も収められた。
「クイーンダム/誕生」は、1月30日に東京・シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国で公開。ロシア出身でフランス在住の
映画「クイーンダム/誕生」本予告
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ロシアのクィア・アーティストが自らの存在を懸けて社会に抗議、ドキュメンタリー本予告
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