「第5回アジアンクィア映画祭」が2月21日と22日に東京・ユーロライブで開催。このたび追加作品3本が発表され、全ラインナップが出そろった。
今回新たに加わったのは、海外初上映の「ソラスタルジア」と、日本初上映となる「夢を見たと言って」「二人~リハーサルのない人生~」。2022年に韓国東海市で発生した大規模森林火災を題材とした「ソラスタルジア」では、ドキュメンタリー制作のため現地に残った男子学生2人の交流を通して喪失と再生が描かれる。「後悔なんてしない」「夜間飛行」で知られる韓国クィア映画の旗手
「夢を見たと言って」は、中古カメラの取引をきっかけに出会った青年2人の奇妙で愛おしい1日を追うロマンティックコメディ。BL映画「Made in Rooftop」やBLドラマ「新入社員」のキム=ジョ・グァンスが手がけた。「二人~リハーサルのない人生~」は20代で言葉も通じない異国の地・ドイツに渡り、30年にわたって苦楽をともに歩んできたレズビアンカップルのドキュメンタリーだ。
同映画祭はアジアのクィア映画を発掘・紹介する場として2007年にスタートしたが、2013年の第4回以降は休止しており、このたび13年ぶりに復活。「韓国フォーカス~共振する色彩、輝くソウル~」をテーマに、韓国クィア映画がラインナップされた。第1弾として発表されていたのは、レズビアンバーの経営者マノクが村長選に挑む物語「イバンリのチャン・マノク!」、脱北者の青年チョルジュンがソウルで出会った男性と心を通わせていく「3670」、亡き父の残したフィルムを手がかりに高校生サマーが初恋と家族の秘密を見つめる「夏の日のカメラ」の3本。これらに今回の追加作品を加え、全6作品が上映される。
MotionGalleryでは、「アジアンクィア映画祭」の開催を支援するクラウドファンディングを12月31日23時59分まで実施中。復活を果たした同映画祭は、毎回テーマを設けた不定期開催として今後も継続していく予定だ。
「第5回アジアンクィア映画祭」概要
開催日時
2026年2月21日(土)、22日(日)
場所
東京都 ユーロスライブ
上映作品
- イバンリのチャン・マノク! ※日本初上映
- ソラスタルジア ※海外初上映
- 夢を見たと言って ※日本初上映
- 3670 ※日本初上映
- 夏の日のカメラ
- 二人~リハーサルのない人生~ ※日本初上映
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