かげはら史帆のノンフィクション書籍をもとに、
映像には、シンドラーが少年時代から憧れていたベートーヴェンを見つける場面が映し出される。彼はベートーヴェンが“ちっちゃくて小汚い中年男性”だと思うも、「あんなに小汚いおじさんが、あの素晴らしい名曲の数々を生み出したなんて!」と逆に感動を抱く。さらに声を掛けるも無視されたシンドラーが、「俺みたいな見ず知らずの若造なんて、目も合わせてもらえないんだ……。なんだよこいつ、大物ぶりやがって!」などと心の中で悪態をつく一幕も。しかしベートーヴェンが耳を患っていたことを思い出したシンドラーは、差し出された会話帳で思いを伝え、ベートーヴェンと握手。「少しニュルッとしていたけど……うれしかった! この瞬間、私は魔法にかかったかのように、彼の虜になった」というモノローグも確認できる。
「かくかくしかじか」の
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山田裕貴×古田新太「ベートーヴェン捏造」新映像、若造が“小汚いおじさん”の虜に https://t.co/IkK7oq5t50
原作:かげはら史帆『ベートーヴェン捏造』河出文庫