本作は、音楽家ベートーヴェンのイメージを、下品で小汚いおじさんから聖なる天才音楽家へと“捏造”した秘書・シンドラーの物語。山田がベートーヴェンへの愛をこじらせるシンドラー、古田新太がベートーヴェン、染谷将太がシンドラーに疑惑を抱くアメリカ人音楽ジャーナリストのアレクサンダー・ウィーロック・セイヤーに扮し、神尾楓珠、前田旺志郎、小澤征悦、生瀬勝久、小手伸也、野間口徹、遠藤憲一らがキャストに名を連ねた。
西田はベートーヴェンの友人フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラーの妻で、ベートーヴェンにとって初恋の人であるエレオノーレ・フォン・ヴェーゲラー役で参加。市川はベートーヴェンの愛弟子フェルディナント・リースの妻ハリエット・リース、安井はベルリン王立図書館音楽部門責任者ジークフリート・ヴィルヘルム・デーンを演じる。泉澤はセイヤーの友人役、前野はシンドラーとベートーヴェンの“運命的な出会い”のきっかけを作る劇場スタッフ役で起用された。新キャストによるコメントは以下の通り。
かげはら史帆の著書を「かくかくしかじか」の
西田尚美 コメント
ベートーヴェンもベートーヴェンなら、周りを取り巻く連中たちもなかなかの曲者揃いで、この役をこの方が...と想像しながら読んだバカリズムさんの脚本は相当面白かったです。遠藤憲一さんと久しぶりに夫婦役でご一緒出来たこと、あの時代の扮装をして真面目にふざけたお芝居をしたことも貴重な体験でした。どう映画になるのかとても楽しみにしています。
市川紗椰 コメント
クラシック音楽好きとして、少しでも関われてとても光栄です。
この芸術家をあの役者さんが演じるの!? あの芸術家がバカリズムさんのフィルターを通したらどうなるの!?
なんて色々と想像するだけでワクワクしました
実は今回の映画のお話を頂いた少し前に、偶然ラジオでリースの作品を流したばかりだったので、勝手にプチ運命的な繋がりを感じました(笑)。
妻のハリエットの事はその段階では存じ上げてませんでしたが。
リースとシンドラーの絶妙に気不味いやり取りと、ハリエットの19世紀アンティークのドレスやブラウスにも注目して欲しいです。
安井順平 コメント
疲れた心に、そっと肌を撫でてくれる風のような、そんな物語。きっと何年経っても、その時々の心地よい風として、寄り添い続けてくれる思い出深い作品になりました。
というのはウソ。
真実は、思い出どころか一瞬で撮影が終わったということと、山田裕貴とキャッキャしてたことと、私が演じたベルリン王立図書館の責任者ジークフリート・ヴィルヘルム・デーンは実在の人物だということ。
そう、この作品は「真実」と「嘘」の物語だ。
泉澤祐希 コメント
最初、19世紀のウィーンの人々を日本人がどうやるのか、想像出来なかったので、戸惑いました。
染谷将太さんは前から一緒にお芝居をしてみたかったので、なんてことない会話のシーンではありましたが、ご一緒できて楽しかったです。
映画「ウェディング・ハイ」で、バカリズムさんオリジナル脚本で参加した際にも感じましたが、独特なリズムと台詞で、テンポ良く進んでいく印象があり、今回も同様に面白い1シーン1シーンを積み重ねて、どう一本の映画になっているのか、個人的にも楽しみです。
前野朋哉 コメント
撮影の日、「ベートーヴェン捏造」現場から「ホットスポット」現場へとはしごする、まさかの1日2作品バカリズムさんの脚本作品に出演という稀有な経験をさせていただき、なんかすこし誇らしい気持ちでした。
撮影では、古田新太さん演じるベートーヴェンを、真剣によごしていくスタッフさんたちが
印象的で、古田さんはフケとか糸くずをたくさん付けられて、ポケットにゴミまで入れられたりしていました。そんな状況でも「冷蔵庫に塩辛あるから食べてー」と気さくに誘っていただき癒されました。
山田裕貴さんの熱量を帯びたシンドラーとベートーヴェンの絡み合いを間近で見てましたが、、なんて言うか、そこには知らない宇宙が生まれていました。
この作品、面白くなります!
泉澤祐希 @xxxyukikixxx
出演します! https://t.co/nqHVluwL6i