第20回大阪アジアン映画祭に出品された同作は、大分・豊後大野を舞台に人生迷走中の男女が織りなすロードムービー。物語の主人公は、30歳間際だが一緒に暮らす女性に生活を支援してもらっている自称・映画監督の大山太郎だ。彼は大分県で行われる映画祭に入選を果たすも、上映会で主催者から映画を厳しく批判されて意気消沈。フラフラと訪れた隣町の築後大野で、太郎の映画を観ていたという不思議な女性・砂原未希と出会ったことから、2人は1泊2日の旅をすることになる。
太郎役に「SUPER HAPPY FOREVER」の
本作は、大分県の別府ブルーバード劇場で限定上映するための短編映画として始まった企画だったが、足立が豊後大野の風景やキャストの魅力に夢中になったことから長編に。足立は「ラッシュを見て、切らなくてもいいと言ってくださった別府短編プロジェクトの皆さまには感謝してもしきれません。ですが映画を観ていただければ、きっとお客様も僕と同じ気持ちになっていただけると思っております」と語った。
なお本作が中国・上海で開催される第27回上海国際映画祭のAsia Now部門に出品されることも明らかに。現地時間6月13日の18時より、足立の舞台挨拶とQ&Aが予定されている。
「Good Luck」の配給はムービー・アクト・プロジェクトが担当する。
佐野弘樹 コメント
別府短編映画祭の企画から始まった本作。いただいた脚本を読んだ時、98シーンもあることに驚き、本当に短編として撮りきれるのか半信半疑でした。ところが、完成した作品を観ると104分の長編に仕上がっていて...。足立さんは「これでも頑張って短くしたんだよ」と言っていて、最初から長編を作る気だったのかなと、思わず笑ってしまいました。
しかし、そんなことよりも、完成した映画が脚本以上の力を持った作品になっていたことに胸が熱くなりました。あらゆる意味で想像を超えてきたこの作品が、一人でも多くの方の目に届くことを願っています。どうぞよろしくお願いします。
天野はな コメント
大好きな映画が出来ました!
足立監督をはじめ、スタッフ、キャスト、地元の皆様と
まるで学生時代の映画サークルのようにはしゃぎながら、
毎日クタクタになるまで撮影した日々が昨日のように思い出せます。
大分・豊後大野を舞台に、思わず力の抜ける、幸せで楽しい映画になったと思います。
是非劇場で観て頂けたら嬉しいです!
足立紳 コメント
別府短編映画プロジェクトとして始まった企画でしたが、
脚本を書いてみるとこれは中編くらいになってしまうかも......という不安感を少々抱きつつ、
撮影しているうちにどんどん延びていってしまい104分という普通の尺の映画になってしまいました。それは豊後大野の豊かでどこか可笑しみのある風景と、
その中をフラフラと歩き回る佐野弘樹さんと天野はなさんがとても魅力的で、
いつまでもこの地を歩き回る二人を観ていていたいなあと思ってしまったからです。
ラッシュを見て、切らなくてもいいと言ってくださった別府短編プロジェクトの皆さまには感謝してもしきれません。ですが映画を観ていただければ、きっとお客様も僕と同じ気持ちになっていただけると思っております。
じゅぺ @silverlinings63
佐野弘樹は「SUPER HAPPY FOREVER」で知ってすごく良い役者だなと思ったので、この主演作も楽しみである。 https://t.co/9cLCnAOX0u