本作は、幼い息子を亡くし喪失感を抱える主人公・小浦治とその姪・優子が、突然始まった同居生活をきっかけに少しずつ心を通わせていく物語。治をオダギリ、優子を
上海国際映画祭には、共同プロデューサーも兼任したオダギリに加え、高石、玉田も参加する。玉田は「上海国際映画祭メインコンペティション部門に招待して頂き、たいへん光栄です。海外の観客に観ていただく場に立ち会うのはこれが初めてなので、とても楽しみにしています。文化を超えて伝わる人間の感情が映った映画になったと思っているので、早く観客の皆さんとこの作品を共有したいです」とコメントした。
「夏の砂の上」は、同映画祭のコンペティション部門で上映される唯一の日本作品。上海国際映画祭プログラマーの徐昊辰は本作について「かけがえのない家族を喪ったことで、まるで時が止まってしまったかのような空白の時間を、静謐なまなざしと繊細な映像美ですくい上げた作品です」と述べた。なお最優秀男優賞を受賞すると、「村の写真集」の藤竜也以来20年ぶりの獲得となる。授賞式は6月21日に実施。
「夏の砂の上」は7月4日に全国で公開される。
※高石あかりの高は、はしご高が正式表記
徐昊辰(上海国際映画祭プログラマー)コメント
本作は、かけがえのない家族を喪ったことで、まるで時が止まってしまったかのような空白の時間を、静謐なまなざしと繊細な映像美ですくい上げた作品です。長崎の変わらぬ町並み、記憶を抱えたような坂道、そして雨の降らない夏という設定が、登場人物たちの内面と静かに響き合いながら、観る者に深い余韻をもたらします。言葉少なに交わされる感情の揺らぎや、表情の奥に秘められた痛みと優しさが、俳優たちの抑制の効いた演技によって丁寧に表現され、物語にさらなる奥行きを与えています。静けさの中に潜む感情の機微をすくい取った本作が、このたび上海国際映画祭でワールドプレミアというかたちで初めて世界の観客と出会えることを、何よりも光栄に、そして心から嬉しく思っています。
映画「夏の砂の上」予告編
オダギリジョーの映画作品
リンク
中国語サービスANC 大阪 講師派遣(法人向け語学研修)、翻訳、通訳、オンラインレッスンなど @chinese_info_
「夏の砂の上」上海国際映画祭コンペ部門に選出 オダギリジョー、高石あかりら中国へ (ナタリー)
https://t.co/ubEd3mRYsq
#オダギリジョー #上海国際映画祭 #中華人民共和国 https://t.co/ymMJwj4nVA