映画「
丸井とまとの小説をもとにした同作は、個性を押し殺して他人に合わせ、自分を見失うことで自分の顔が認識できなくなる“青年期失顔症”を発症した高校2年生・間宮朝葉(まみやあさは)が、同級生の朝比奈聖(あさひなひじり)に振り回されながら自身を見つめ直す物語。佐藤が聖、渡邉が朝葉を演じた。
満席の観客を前に、佐藤は「この映画の予告映像を観たとき、心臓がバクバクしてしまって。本編が皆さんに届くとき俺はどうなっちゃうんだろうと、ドキドキしている気持ちです」とほほえむ。渡邉も「珍しく自分の心臓の音が聞こえるぐらい緊張している」と同意しつつ、「それと同じぐらい、皆様のもとにこの作品が届くことが楽しみです」と伝えた。
聖と朝葉が通う高校の保健室の先生・雨村叶乃を演じた瀬戸は、佐藤と渡邉に関して「本当にフレッシュで若いっていいなって感じだった。すごくこの作品に懸けている思いが伝わって、サポートできたらなと思いながら撮影していました。撮影期間は短かったけど駆け抜けたよね!」とたたえる。朝葉の母・葉子役の戸田は「渡邉さんはいつもニコニコされていてかわいらしい方。演技に入るときの集中力や瞬発力もお持ちで、頼もしく見ていました」と述懐した。
聖の幼なじみ・山下祈役の藤本は「僕は水泳が苦手で、いわゆるカナヅチなんですけど、人生で初めて水泳に向き合った。経験者の佐藤さんがアドバイスしてくださって、その熱意に応えようとがんばりました」と語る。朝葉と同じく青年期失顔症の後輩・中条月加役の新井は「これまで歳下の方との共演が多かったので緊張していたんですけど、2人(佐藤と渡邉)とも気さくに話しかけてくださってすごくうれしかったです」と回想した。
女子バスケットボール部員であり朝葉の一番の友人・金守杏里に扮した田辺は、12年間のバスケ経験がある渡邉について「美穂ちゃんは、ボールを触った瞬間にいきいきする(笑)。普段から明るくてみんなの太陽みたいな存在だったんですけど、ボールを持つとより素の美穂ちゃんに戻るというか。ほほえましかったです」と明かす。渡邉が佐藤にシュートのフォームを指導することもあったといい、渡邉は「ジャンプシュート(のフォーム)はすごいきれいだったんですけど、レイアップシュートは不思議だった(笑)。でも劇中ではかっこいい姿が映ってたと思います!」と佐藤の成長をアピールしていた。
劇中の見どころを問われた佐藤は「人生初の自転車2人乗り」と回答し、「渡邉さんをけがさせないために、スタッフさんと練習に練習を重ね、みんなで一丸となって撮ったので印象に残っています」と話す。渡邉は「佐藤さん、背筋にまな板を入れているのかと思うぐらい姿勢がよかったので、ぜひ注目してください!」とコメント。また、作品タイトルにちなんだ“青春エピソード”のコーナーでは、佐藤が「IMP.のYouTube企画で未来の自分に手紙を書いたこと」、渡邉が「高校時代の夏休み、部活後に公園で水風船を投げ合って遊んだこと」と答えた。
最後に渡邉は「この映画を観た皆さんが自分が息のしやすい環境に身を置けるよう、背中を押せる作品になったらいいなと思います」、佐藤は「人の優しさ、人間関係での苦しさ、青春の甘酸っぱさなど、いろんな感情が2時間にぎゅっと詰まっています。これから生きていくうえでのヒントになるようなものが得られると思っています」と伝え、イベントの幕を引いた。
TOBE出演情報 @Akai0tuGb297gYM
「 #青春ゲシュタルト崩壊 」渡邉美穂が #IMP. #佐藤新 にバスケ指導「かっこいい姿が映ってる」 - 映画ナタリー
「青春ゲシュタルト崩壊」は6月13日より全国ロードショー。
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