丸井とまとの小説を
映像冒頭には、水槽の中を泳ぐたくさんの魚たちを収録。「学校って水槽みたい」と言う朝葉が「みんな狭い世界で溺れないように置いていかれないように必死に泳ぎ続けている。その中で、人のうわさ話とか、悪口とか、そういうのをエサにしておなかを満たしているの」と口にすると、聖は「そのエサは、毒でしかないな」と返す。
原作を読み「信じられないぐらいグサグサ刺さりました」と語る佐藤は「学校ならではの甘酸っぱさやさわやかさもあるんですけど、聖・朝葉が抱えている人間関係の悩みは学生の方に限らず、大人の方も同じように抱えている方が多いのではないかなと思います。いろんな要素が詰まった作品だと感じました」と述懐。そして「(映画を)観終わったあとは、新しい自分になったような、自分の殻を破るきっかけになるような作品になったと思うので、いろんな方に観てほしいです」と呼びかけた。
渡邉は「(原作を読んで)生きていく中で人は誰もがコミュニティに所属していて、それぞれの人間関係があると思うのですが、その中で、自分はこうでなきゃいけない、みたいな考え方に縛られていたこともあって……。でも本当は選択肢ってたくさんあって、そのとき自分がどれを選んでもいいんだよっていうのを認めてくれた気がするんです」と述べ、「自分が思っている以上に世界って広いんだよ、と教えてくれる作品だなと思います。この作品を観て、少しでもがんばってみようかなとか、励みになるような作品になればいいなと思っています」と伝えた。
「青春ゲシュタルト崩壊」は6月13日より全国ロードショー。ドラマ「Eye Love You」の三浦希紗が脚本を手がけた。
映画「青春ゲシュタルト崩壊」冒頭映像
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原作:丸井とまと『青春ゲシュタルト崩壊』スターツ出版文庫