丸井とまとによる小説をもとにした同作では、“青年期失顔症”になった高校2年生・間宮朝葉(まみやあさは)が、同級生の朝比奈聖(あさひなひじり)に振り回されながら自身を見つめ直すさまが描かれる。青年期失顔症は架空の病で、個性を押し殺し、他人に合わせて自分を見失うことで自分の顔が認識できなくなるもの。佐藤が聖、渡邉が朝葉を演じ、
YouTubeで公開された予告編は、鏡が割れる様子や「顔が見えないのか?」という聖のセリフで幕開け。症状を隠して生きる朝葉に対して、聖が「今までと変えなくていいの?」と勇気付けるシーンも確認できる。そして朝葉が少しずつ心の殻を破っていく一方、聖が過去に思い悩む姿も映し出された。
マルシィの吉田右京(Vo, Gt)は、主題歌に関して「登場人物の想い、そして自分自身の想いを詰め込むようにして書きました。曇る心が青空のように澄んで晴れるように。という願いを込めて『青空』というタイトルにしました」とコメント。楽曲を聴いた佐藤は「美しくてはかない中にも一筋の光が差し込んでいるようなきれいなメロディーが今作にも合っていて、歌詞もメッセージ性が強くて素敵な曲だなと思いました」と語り、マルシィのファンだという渡邉は「サビにかけて広がっていく感じなど、音から情景が目に浮かんで、心が晴れ渡っていくような音楽だなと思いました」と感想を伝えた。
映画「青春ゲシュタルト崩壊」予告編
吉田右京(マルシィ)コメント
誰かの目を気にしたり合わせたり、飲み込んだりするうちに自分が分からなくなること、何が正解でどれが本音なのか悩み葛藤する。
「青春ゲシュタルト崩壊」の脚本を読ませて頂いて、登場人物が抱えている悩みや感情は、僕も出くわしたことのあるものだと感じました。
思い返すと、今となっては過去の悩みや葛藤は自分を形作る糧になっていて、苦しい経験が出来て良かったとさえ思います。
今でも、日々に迷いながら手探りで不器用で助けられながら歩んでいます。
苦い経験、苦しさや葛藤を味わうことで誰かに差し伸べてもらった手の温かさや、人の痛みに気づくこと、自分を少しだけ知れるのではないかなと思います。
「青空」、この楽曲は登場人物の想い、そして自分自身の想いを詰め込むようにして書きました。
曇る心が青空のように澄んで晴れるように。という願いを込めて「青空」というタイトルにしました。
この「青空」という楽曲が、誰もが抱える悩みに寄り添い、自分にも自分以外の誰かにも優しくいられますように。
そして、映画「青春ゲシュタルト崩壊」と併せてこの楽曲を聴いてもらえると嬉しいです。
MAKKY makky @AmeMakky
映画ナタリーに愛来ちゃの名前ある!!!
渡邉美穂が心の殻を少しずつ破る、IMP.佐藤新とのW主演作「青春ゲシュタルト崩壊」予告
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