「第1回 日本モンゴル映画祭」のポスタービジュアルと予告編が公開。あわせて大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクターの暉峻創三、前東京国際映画祭ディレクターの矢田部吉彦による応援コメントが到着した。
同映画祭では「映画という人々の文化・ 生活を伝えるメディアを通じて、日本とモンゴルそれぞれで生きる観客・作り手の相互交流を橋渡しする」という目的のもと、多種多様なモンゴル映画7本が上映される。
第41回バンクーバー国際映画祭のヴァンガード部門で観客賞を受賞した「ハーヴェスト・ムーン」がオープニングを飾り、第25回東京フィルメックスで審査員特別賞・観客賞に輝いた「
暉峻は「今、アジアの映画界で最も台頭感著しく、最もエキサイティングな時期を迎えているのがモンゴルだ」とコメントし「劇的に変化する多様なモンゴル映画の現在に触れられる絶好のチャンスだ」とつづっている。矢田部は「モンゴル映画は世界の映画の中でも特有の個性を放っており、『日本モンゴル映画祭』はそんな現代モンゴル映画の最前線を知る格好の機会である」と伝えた。
「第1回 日本モンゴル映画祭」は3月22日から28日にかけて東京・K's cinemaで開催。
「第1回 日本モンゴル映画祭」予告編
暉峻創三(映画評論家 / 大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター)コメント
今、アジアの映画界で最も台頭感著しく、最もエキサイティングな時期を迎えているのがモンゴルだ。2023年には、日本で映画を学んだゾルジャルガル・プレブダシの「冬眠さえできれば」が、モンゴル長編映画として史上初めてカンヌに入選。同年のベネチア国際映画祭にも、新人ラグワドォラム・プレブオチルの「シティ・オブ・ウィンド」が入選を果たした。映画の中身も多様化。大草原での遊牧民生活といったイメージには収まりきらない都会的、先鋭的、エンタテインメント性豊かな作品が続々登場している。「第1回 日本モンゴル映画祭」は、この劇的に変化する多様なモンゴル映画の現在に触れられる絶好のチャンスだ。
矢田部吉彦(前東京国際映画祭ディレクター)コメント
大草原と遊牧民というシンボリックな特徴がモンゴル映画を際立たせるが、一方でこれらのシンボルとの距離の取り方や扱い方もモンゴル映画にとって挑戦となる。雄大な景観に息を飲み、遊牧の民の生活に目を奪われながらも、都市との関係や消えゆく伝統との向き合い方にも関心が尽きない。モンゴル映画は世界の映画の中でも特有の個性を放っており、「日本モンゴル映画祭」はそんな現代モンゴル映画の最前線を知る格好の機会である。
第1回 日本モンゴル映画祭
2025年3月22日(土)~28日(金)東京都 K's cinema
上映作品
- ハーヴェスト・ムーン
- 獄舎Z
- シティ・オブ・ウインド
- トレジャーアイランド
- ホワイトフラッグ
- 冬眠さえできれば
- ターコイズの空の下で
木滝 和幸/第1回日本モンゴル映画祭3/22〜@新宿K's cinema @anikitaki
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