モンゴル映画の新しい魅力を伝える「日本モンゴル映画祭」初開催、ゾンビ映画も

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「第1回 日本モンゴル映画祭」が3月22日から28日にかけて東京・K's cinemaで開催決定。ティザービジュアルと上映作品の一部が発表された。

「第1回 日本モンゴル映画祭」ティザービジュアル

「第1回 日本モンゴル映画祭」ティザービジュアル

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経済格差や政治問題がくすぶり続ける一方で、人口の半分以上が住む首都ウランバートルからは刺激的なカルチャーも日々生まれているというモンゴル。2022年には映画支援法が施行され、政府としても映画産業への取り組みを強化している。翌年には「冬眠さえできれば」がモンゴル映画として初めてカンヌ国際映画祭の公式セレクションに出品。現在、多種多様なテーマ・ジャンルの作品が制作されている。

映画祭では、日本の観客にモンゴル映画の魅力を再認識してもらいながら、新しい魅力も伝える作品群をラインナップ。日本とモンゴルそれぞれの観客・作り手の交流の橋渡しを目指す。企画はNOMADZ、配給はマグネタイズが担う。

「シティ・オブ・ウインド」場面写真 ©Aurora Films, Guru Media, Uma Pedra No Sapato, Volya Films

「シティ・オブ・ウインド」場面写真 ©Aurora Films, Guru Media, Uma Pedra No Sapato, Volya Films[拡大]

ラインナップには、モンゴルに根付くシャーマン文化の中で生きる10代の少年を描き、第96回アカデミー賞国際長編映画賞のモンゴル代表に選ばれた「シティ・オブ・ウインド」が並んだ。ラグワドォラム・プレブオチルが監督を務めた同作は、大阪アジアン映画祭のグランプリを受賞。主演のテルゲル・ボルドエルデネは、第17回アジア・フィルム・アワードで新人俳優賞に輝くなど高く評価された。

「ホワイトフラッグ」場面写真 ©2023/CHOGSOM FILM

「ホワイトフラッグ」場面写真 ©2023/CHOGSOM FILM[拡大]

「獄舎Z」場面写真 ©Mongolia Production/Cinemago/Magnetize

「獄舎Z」場面写真 ©Mongolia Production/Cinemago/Magnetize[拡大]

「トレジャーアイランド」場面写真 ©Orange entertainment, Rodium Avia

「トレジャーアイランド」場面写真 ©Orange entertainment, Rodium Avia[拡大]

このほか遊牧民として草原で新しい生活を始めようとする2人の若い女性を描いた「ホワイトフラッグ」、謎めいた軍事基地を舞台にしたゾンビ映画「獄舎Z」が国内初上映。物売りが集まる市場以外の世界を知らなかった主人公の人生が強盗団のメンバーと出会ったことで変わっていく「トレジャーアイランド」はインターナショナルプレミアとなる。

このほかのラインナップは続報を待とう。

第1回 日本モンゴル映画祭

2025年3月22日(土)~28日(金)東京都 K's cinema

上映作品(2月7日発表時点)

  • シティ・オブ・ウインド
  • ホワイトフラッグ
  • 獄舎Z
  • トレジャーアイランド
  • ほか

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