映画監督
ドイツで生まれたサークは
「ダグラス・サーク傑作選」と題された本特集上映では、彼のキャリア後期に制作された5作品がラインナップ。未亡人と若き庭師の恋を描く「天が許し給うすべて(
蓮實重彦 コメント
ヨーロッパ生まれながら、テクニカラーによるシネマスコープ画面というハリウッドならではの華麗な技法を、あたかも自分のために開発されたギフトだというかのように自在に駆使してみせたダグラス・サークは「傑作」と言う言葉など自分とは無縁の贅沢だというかのように、「傑作」を超えた繊細なフィルムを撮ってみせた。必見!
秦早穗子 コメント
ダグラス・サークの目
ハリウッド映画全盛期、1950年代。定番メロドラマ形式を逆手に取って、ダグラス・サークが描く作品は、今こそ、光を増す。あれから、80年。人々の暮らしは変わった。本当にそうだろうか? ドイツから亡命、名前もダグラス・サークと変え、アメリカ方式の中で、人間―男と女―の本質をさりげなく、服装、マナー、言葉の端に忍ばせる。底流には、人種、宗教、戦争、愛と死がある。ユダヤ人の妻、ひとり息子の戦死。ドイツ人の彼自身の問題も含め、揺らぎ、迷い、ときめく感情が、サーク映画の中で、静かに火花を散らす。
濱口竜介 コメント
「かなしみのハッピーエンディング」、再び。
四の五の言わずに、泣いちゃいな!
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