「ナミビアの砂漠」山中瑶子が大島渚賞、記念上映会では「愛のコリーダ」もスクリーンに

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ナミビアの砂漠」の監督を務めた山中瑶子が、第6回大島渚賞を受賞するとわかった。3月16日に行われる記念上映会では、同作に加えて大島渚の監督作「愛のコリーダ」もスクリーンにかけられる。

「第6回大島渚賞 記念上映会」ビジュアル

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黒沢清

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ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が2019年に創設した大島渚賞は、映画の未来を拓き世界へ羽ばたこうとする若手監督に贈られるもの。これまで小田香、藤元明緒、山崎樹一郎、工藤将亮が受賞を果たした。前年度より映画監督の黒沢清が審査員長を務めている。

「ナミビアの砂漠」場面写真 ©︎2024『ナミビアの砂漠』製作委員会

「ナミビアの砂漠」場面写真 ©︎2024『ナミビアの砂漠』製作委員会[拡大]

山中瑶子

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「ナミビアの砂漠」は、何に対しても情熱を持てず、恋愛すら暇つぶしだと感じている21歳のカナがもがき、ぶつかり、自分自身に追い詰められていく物語。河合優実金子大地寛一郎がキャストに名を連ねた。このたびの受賞に際して、黒沢は「嵐のごとく怒り狂った果てに、彼女はふと正解をつかんだようだ」と山中を称賛している。

「愛のコリーダ」場面写真 ©︎大島渚プロダクション

「愛のコリーダ」場面写真 ©︎大島渚プロダクション[拡大]

藤竜也松田英子が共演した「愛のコリーダ」では、阿部定事件を題材に狂おしいほどに求め合う男女が描かれる。山中は同作のファンであり、カンヌ国際映画祭の監督週間で上映されたという点で「ナミビアの砂漠」とも共通点が。2作品の同時上映の際には、山中と藤が黒沢とそれぞれトークを行う予定だ。なお山中はビデオトークでの参加となる。

第6回大島渚賞 記念上映会は東京・丸ビルホールで開催。料金は一般2500円、学生1000円となり、鑑賞券はチケットぴあで2月19日0時に発売される。

※「愛のコリーダ」はR18+指定作品
※大島渚の渚は旧字体が正式表記
※山崎樹一郎の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

第6回大島渚賞 記念上映会

2025年3月16日(日)東京都 丸ビルホール
料金:一般 2500円 / 学生 1000円

タイムテーブル(予定)

13:30 開場
14:00~「愛のコリーダ」上映 ※18歳未満は鑑賞不可
16:15~ トーク:藤竜也(「愛のコリーダ」主演)×黒沢清(審査員長)
17:10~「ナミビアの砂漠」上映
19:30~ ビデオトーク:山中瑶子(第6回受賞者)×黒沢清(審査員長)
19:45 終了予定

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読者の反応

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鈴木徳至 Tokushi Suzuki @toxi13

祝🏆大島渚賞。
阿部定とカナを同日に浴びる映画体験… https://t.co/04MHQj3rzh

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