「ゴーストワールド」2月から渋谷で最終上映、3月末に国内配給権が終了

映画「ゴーストワールド」の国内配給権が3月末に終了。これに伴い、2月7日より東京のBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下にて最終上映が行われることがわかった。

2001年に公開された本作は、ダニエル・クロウズの同名グラフィックノベルを原作にした青春映画。1990年代アメリカの名もなき町を舞台に、社会に適応できないシニカルな2人のティーンエイジャーが大人になることに直面し、自分の居場所を見つけようとする数カ月が描かれる。

公開当時のアカデミー賞では脚色賞にノミネート。オフビートで魅力的なキャラクターたち、ヴィンテージの楽曲を集めた多彩なサウンドトラックなど、今もなお色褪せない人気を誇る。ソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンが主演し、「クラム」「バッドサンタ」のテリー・ツワイゴフが監督を務めた。

日本では2023年に22年ぶりの劇場公開が実現し、若い客層を中心に全国各地で初日から満席回が続出。メイン館のBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下では動員1万2000人を超え、同館における2023年の興行収入1位を記録した。配給はサンリスフィルムが担当。YouTubeでは予告編が公開中だ。

映画「ゴーストワールド」予告編