すべてのはみだし者に贈る「ゴーストワールド」予告編、ナレーションは中島セナ

ソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンが共演した映画「ゴーストワールド」の日本版予告がYouTubeで解禁。モデル・俳優の中島セナがナレーションを担った。

2001年に日本公開された本作は、ダニエル・クロウズのコミックをもとにした青春映画。1990年代アメリカの名もなき町を舞台に、シニカルなティーンエイジャーのイーニドとレベッカが大人になることに直面し、自身の居場所を見つけようとする数カ月が紡がれる。

中島は2006年生まれの現在17歳。ポカリスエットのCMや映画「クソ野郎と美しき世界」「ウィーアーリトルゾンビーズ」への出演で知られる。予告編では彼女の「あの二人が帰ってきた」「すべてのはみだし者に贈る、青春ブラックコメディ」という語りとともに、イーニドとレベッカの日々が映し出されていく。

なお中島は「風の吹かない日常を皮肉を交えておしゃれでポップに描いている。どこか滑稽な2人を観ていたつもりが、自分が滑稽だったのではないかと思えてくる作品だ」と本作についてコメントした。

「ゴーストワールド」は、11月23日より東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか22年ぶりに全国で順次上映。テリー・ツワイゴフが監督を務め、スティーヴ・ブシェミ、ブラッド・レンフロも出演した。

映画「ゴーストワールド」予告編

中島セナ コメント

世の中を素直に捉えず、諦観することも出来ない女の子たち。が、原因は周りではないということを徐々に自覚していく。
世間に罷り通る正しさに疑問を持つ。疎外感の中、イーニドは自分を認識するための岐路にいるのではないだろうか。
風の吹かない日常を皮肉を交えておしゃれでポップに描いている。
どこか滑稽な2人を観ていたつもりが、自分が滑稽だったのではないかと思えてくる作品だ。