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本作はA24とプランBエンタテインメントが「ムーンライト」以来のタッグを組み、2019年のサンダンス映画祭で監督賞と審査員特別賞を受賞したヒューマンドラマ。都市開発によって変わっていくサンフランシスコを舞台に、街に住んだ最初の黒人だった祖父の家を取り戻そうとする主人公ジミーの姿を描き出す。主人公を実名で演じたのはジミー・フェイルズ。彼の体験を、幼なじみである
本作でバーチが演じたのは、真っ赤な髪色で黒の革ジャンを着たパンキッシュな女性ベッカ。解禁となったスチルのシーンでは友人とバスに乗っており、サンフランシスコに対して「クソな街」と不満を漏らしている。彼女の右肩のストラップ部分に掛けられている黒ぶち眼鏡は、実際に「ゴーストワールド」でバーチが着用していたもの。彼女本人のアイデアで実現したという。
「ゴーストワールド」は高校を卒業したものの進路も決めずに好きに生きるイーニドと、幼なじみで親友のレベッカの友情とすれ違いを描いた作品。2001年に公開されてから、今なお多くの映画ファンに愛されており、タルボットもその1人だった。同作を「映画監督を目指すきっかけとなった作品の1つだ」と語るタルボットは、憧れの存在であるバーチに出演を熱烈オファー。「15年後のイーニドがサンフランシスコにあるIT企業の技術職に就職したら」というイメージで、ベッカのキャラクター像を作り上げた。
「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」は10月9日より東京・新宿シネマカリテ、シネクイントほか全国でロードショー。
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ビニールタッキー @vinyl_tackey
『パターソン』にもバスの乗客として大学生になった『ムーンライズ・キングダム』の二人がカメオ出演してたけどこういうの流行ってるのかな。https://t.co/Td06kQWd3w