反町隆史が「GTOリバイバル」への思い語る「ファンの方が観たいものを届けたい」

カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ「GTOリバイバル」の制作発表が本日3月2日に東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われ、キャストの反町隆史、岡崎紗絵、小手伸也、八木莉可子、畑芽育、日向亘が登場した。

藤沢とおるによる原作マンガ「GTO」は、元暴走族の高校教師・鬼塚英吉が、破天荒な行動で生徒たちや学校の問題に体当たりでぶつかっていく学園もの。1998年に反町隆史の主演でドラマ化された。新作「GTO リバイバル」では、鬼塚が悩みを抱えた令和の高校生たちに鬼塚流の熱血授業を繰り広げる。

26年ぶりに鬼塚を演じることについて、反町は「これまでにも何度か声を掛けてもらったことはありました。この時代、何が正しいのか、鬼塚が何を言うのか、僕自身も興味を持ったし、今だったらいろんなことを語れると思って復活させていただきました」と述べる。本作で鬼塚が赴任する、私立相徳学院高校の3年1組を担任する綾原美結役の岡崎は「教壇で生徒からキラキラしたまなざしを向けられることに緊張しましたが、（カメラが回っていないときも）反町さんが“先生”として存在してくれて、アドバイスもいただけたのでありがたかったです」と感謝を口にした。

八木、畑、日向は、それぞれ相徳学院の生徒役で出演。八木は「反町さんがお芝居の前にお話しする時間を設けてくださったんです。その姿が“鬼塚先生”すぎて、私は役に入る必要がなかったです」と回想し、日向は「『鬼塚先生とお芝居してるんだ……』と常に興奮しっぱなしだったんですが、役としては対立するシーンもあるので、ぐっと堪えながら集中して演じていました」と振り返る。畑は「先輩方の素晴らしいお芝居を目の当たりにしてすごく勉強させていただきました。『GTO』という作品に参加できて光栄でなりません」と伝えた。なお、畑は体調不良のため途中退席した。

教頭・富士山田剛司を演じる小手は「GTOにおける教頭は名物ポジション。（1998年のドラマ版で）中尾彬さんがやってきた教頭とは違う表現をしようと、反町さんの胸をお借りして大暴れさせていただきました」とコメント。現場では、芝居についてシーンごとに反町とディスカッションを重ねたといい、「その作業がすごく楽しかったです」と話す小手に対し、反町は「26年前を知っているのは僕だけなので、ファンの方が観たいものを届けるためにディスカッションをさせてもらいました」と作品作りへのこだわりに言及した。

この日のMCを担当したのは、1998年版のドラマ「GTO」に出演し、本作にも参加した山崎裕太。池内博之、窪塚洋介、徳山秀典、小栗旬とともにかつての鬼塚の教え子を演じた山崎は「クランクインがラストシーンだったんです。反町さんが僕らに対して『ありがとう、出てくれて』と1人ひとりに握手してくれました」と現場でのエピソードを感慨深げに述懐。反町は「みんなにいい形で出てほしかったし、『GTO』を愛してくださったファンの方の期待に応えたい気持ちもあったので、出てくれて感謝しています」と笑顔を見せた。

「GTOリバイバル」は4月1日21時からカンテレ・フジテレビ系で放送。脚本は山岡潤平が執筆し、演出は深川栄洋が担当する。

カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ「GTOリバイバル」

カンテレ・フジテレビ系 2024年4月1日（月）21:00～