ペドロ・コスタの短編「火の娘たち」期間限定で劇場公開、「ヴィタリナ」も上映

ペドロ・コスタが監督した最新短編「火の娘たち」が、3月23日から29日にかけて東京・ユーロスペースにて劇場公開されることが決定。前作「ヴィタリナ」もあわせてスクリーンにかかる。

アントン・チェーホフの戯曲「三人姉妹」から着想を得た「火の娘たち」は、3つに分割された画面に1人ずつ異なる女性が映し出されるミュージカル映画。火山のマグマが迫る中、彼女たちは孤独や苦難、仕事の苦労、不屈の精神について歌う。出演はエリザベス・ピナール、アリス・コスタ、カリーナ・ゴメス。本作は2023年の第76回カンヌ国際映画祭で初披露された。

「ヴィタリナ」は出稼ぎ先で死んだ夫の痕跡を探すように、ポルトガル・リスボンの移民街に暮らし始めた女性ヴィタリナの物語。彼女は夫が住んでいた部屋の暗がりで、自らの波乱に満ちた人生を語っていく。第72回ロカルノ国際映画祭ではグランプリの金豹賞と最優秀女優賞を獲得。主人公と同じ名前を持つヴィタリナ・ヴァレラが主演を務めた。なおBlu-ray / DVDが3月29日に発売される。