「ケンとカズ」小路紘史の8年ぶり新作、第36回東京国際映画祭アジアの未来部門に出品

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小路紘史の新作「辰巳」が、第36回東京国際映画祭「アジアの未来」部門に出品されることが明らかになった。

「辰巳」映画祭版ポスタービジュアル

「辰巳」映画祭版ポスタービジュアル

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2015年に第28回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門で作品賞を受賞し、同年の新藤兼人賞銀賞に輝いた自主映画「ケンとカズ」で知られる小路。8年ぶりの完全自主制作映画となる「辰巳」は、裏稼業で働く孤独なヤクザ・辰巳を主人公とする物語だ。ある日、元恋人・京子の殺害現場に遭遇した辰巳は、復讐を誓う京子の妹・葵とともに事件の真相に迫っていく。

辰巳役に「ONODA 一万夜を越えて」の遠藤雄弥、葵役に森田想が扮するほか、佐藤五郎後藤剛範藤原季節らがキャストに名を連ねた。YouTubeでは映画祭版特報が公開中。小路、遠藤のコメントは下記に掲載した。

第36回東京国際映画祭は10月23日から11月1日にかけて東京都内各所で開催。

「辰巳」映画祭版特報

小路紘史 コメント

「ケンとカズ」の東京国際映画祭での上映から8年、ようやく2作目を持って帰ってくることが出来ました。周囲の方から「小路は生きてるのか?」「音沙汰ないけど、なにやってるんだ?」と心配されましたが、今は胸を張って「この映画を作っていました!」と言えます。この作品は主演の遠藤雄弥さん、そして森田想さんをはじめキャスト・スタッフが一丸となって面白い映画を作ることだけを目的に、とても誠実に向き合った作品です。皆のほとばしる熱量は映像に焼き付き観客の心を掻き立ててくれるはずです。ぜひ皆さん期待を膨らませてスクリーンの椅子に腰かけてください。映画「辰巳」よろしくお願い致します。

遠藤雄弥 コメント

この度、映画「辰巳」で成瀬辰巳役を演じさせていただきました、遠藤雄弥です。
2019年の春に、今作のオーディションを受け、本撮影が同年の秋でした。
現場に行くのが楽しみだった「辰巳」
スタッフ、共演者、仲間達と会うのが楽しみだった「辰巳」
最高のチームワークで作品を創っていた日々が昨日の事のようだった「辰巳」
なにより、映画監督「小路紘史」さんがクリエイターとしてのキャリア、自身の人生を懸けて、この作品を生み出しました。
そんな漢の背中を見て、彼を全力で担いだみんなの結晶。
そんな映画です。
それから、4年の月日が流れてようやくこの作品が完成し、皆様に観て頂けるのを、一同心より嬉しく思っております
この4年間、片時も離れず、忘れる事なく「辰巳」に寄り添い、試行錯誤を繰り返してきた、小路監督に大きな拍手を送りたいです。
おめでとうございます。
僕達みんなで創った想いと魂の結晶を皆様にご覧いただき、感じていただき、さらに大きく育てていただけたら幸いでございます。
映画「辰巳」よろしくお願い致します。

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(c)小路紘史

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おおとも ひさし @tekuriha

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